告っちゃえ！ちゃんみな、映画『か「」く「」し「」ご「」と「』観客の恋を応援

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』の公開後イベントが本日6月2日に東京・新宿ピカデリーで行われ、ダブル主演を務めた奥平大兼と出口夏希、監督の中川駿が出席。主題歌「I hate this love song」を手がけたちゃんみながサプライズで登壇した。

住野よるの小説をもとにした同作は“少しだけ人の気持ちが見えてしまう”高校生たちの青春ラブストーリー。奥平が引っ込み思案な京、出口が底抜けに明るい三木直子（ミッキー）を演じ、佐野晶哉（Aぇ! group）、菊池日菜子、早瀬憩もキャストに名を連ねた。

同作は5月30日に封切られ、全国映画動員ランキングで第6位にランクインした。中川は「反響の大きさにびっくり。10代はもちろん、もっと上の世代にも響いていてうれしいです」と喜び、「もっと多くの方に知ってもらいたい」と観客の口コミに期待する。

続いて、エンドロールで流れる「I hate this love song」の話題に。奥平は「初めて聴いたときは『この映画にぴったり』と感じました。ちゃんみなさんの初恋の思い出を書いてくださったらしく、曲に説得力がありましたし、ありがとうございます……！という気持ちになりました」、出口は「（主要キャラクター）5人の青春を一曲にしたような楽曲ですよね。5人のことを思い出して愛おしくなりました」と素直な感想を伝える。そして2人は「歌詞に“かくしごと”が入っているのがうれしいよね！」と笑い合った。

ちゃんみなはイベント中盤に登場。ステージ上の3人はまったく知らされていなかったそうで、「えー！」「ヤバい！」「なんかバミリがあるなと思った」と思い思いの声を上げる。映画の舞台挨拶への登壇は初めてだというちゃんみなは、観客がおとなしく座っているのを見て「やっほー！ 元気かー？」と呼びかけてコールアンドレスポンスを楽しみ、奥平を「こんな光景見たことない！」と驚かせた。

初めて提供した映画主題歌「I hate this love song」について、ちゃんみなは「実はプロデューサーさんが親交のある方。2月くらいにお話をいただいたのですが、そのときに『2月末納品』と言われたんです。ほんっとにギリチョンで！」と言及する。映画の感想を尋ねられると「生粋のホラー・スリラーファンで、ラブストーリーはあまり観ない私でも泣いちゃいました」「ありそうだけど……とギリギリのラインを攻めたファンタジー感が、個人的にすごくタイプでした。原作にはない要素も『粋だわあ』と思って」と述べ、中川らを喜ばせた。

終盤に、ちゃんみなは「私、初恋の人と初めてデートした場所が映画館だったんです。イスの下で手をつないだ甘酸っぱい思い出があって。この映画を観に来たカップル、友達以上になりたい人、最近口を利いてないけど愛し合っているご夫婦たちが、勇気を出すきっかけになればいいな。観たあとに（好きな人に）告っちゃえ！って思うんです」と切り出す。そして「好きな人いる？」と観客にアンケートを取り出し、挙手する人が少ないのを見て「恋しろし」とぽつり。「好きだけどまだ思いを伝えられていない」という観客の存在に気付くと、「一緒に来ちゃったら？ チケット買ってあげよっか？」と大盛り上がりした。

『か「」く「」し「」ご「」と「』は、全国の劇場で上映中。

©2025『か「」く「」し「」ご「」と「』製作委員会 ©2017住野よる／新潮社