有村架純×坂口健太郎がタッグ 岡田惠和脚本のラブストーリー『そして、生きる』今夏放送
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有村架純と坂口健太郎が出演する『連続ドラマW そして、生きる』が、WOWOWプライムにて今夏放送されることが決定した。
本作は、連続テレビ小説『ひよっこ』で知られる脚本家・岡田惠和が手がけるオリジナルヒューマンラブストーリー。東北と東京を舞台に、過酷な運命を生きた2人の男女と彼らと巡り合わせた人々の人生を描く。激動とも言える現代に生きる2人は悩みながらも自らの意志で道を選択し、人生を切り開こうとする。運命に翻弄されながらも葛藤し、強く生きていく2人の交錯する未来に何が見えるのか。
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主人公の瞳子を演じるのは、『ひよっこ』で岡田とタッグを組んだ有村。『連続ドラマW 海に降る』以来4年ぶりの連続ドラマW出演となる。もうひとりの主人公・清隆役を演じる坂口は、WOWOWへのドラマ出演は初となる。映画『君の膵臓をたべたい』や『君は月夜に光り輝く』の月川翔監督が、連続ドラマWで初の演出を手がける。
3歳の時に交通事故で両親を亡くした生田瞳子(有村)は、盛岡で理髪店を営む伯父に引き取られる。天真爛漫に育った瞳子は、時に地元のアイドルとして活躍することもあり、いつしか女優を志すように。そして、19歳になった瞳子は、東京で開催されるオーディションに覚悟をもって挑もうとするが、本番前日の2011年3月11日、東日本大震災が起きる。その年の秋、瞳子はカフェで一緒に働いている韓国人のハンとともに、気仙沼でのボランティア活動に参加する。瞳子はそこで、学生ボランティア団体の運営メンバーである東京の大学生・清水清隆(坂口)と出会う。穏やかで整然と現場を取り仕切る清隆だったが、瞳子はなぜか彼のほほえみに違和感を覚えていた。清隆自身もまた過酷な運命を背負っていることを、瞳子は知る由もなく、気仙沼での日々をともに過ごした瞳子と清隆は、いつしか互いに特別な感情を抱いていく。
■有村架純(生田瞳子役)コメント
・本作のオファーを受けた際の気持ちやシナリオの印象
WOWOWさんでの連続ドラマは、4年ぶりとなります。以前お世話になった方々と再びお仕事ができる喜びもあり、この4年間で自分が経験したことをこの場所で少しでも活かせるように、素敵な作品をまた皆様と一生懸命作りたい、お届けしたいと思います。岡田惠和さんとは、5作品目となります。岡田さんの脚本は、人の痛みと幸せが絶妙のバランスで成り立ち、誰もが感じたことのある繊細なラインの感情を突く。そして、毎回違う自分を引き出してくださる脚本、キャラクターに愛情をひしひしと感じ、今回の作品もワクワク度が高まる一方です。
・坂口健太郎との共演について
坂口さんとのドラマでの共演は、3年ぶりとなります。お互いにこの3年間で経験したことをぶつけ合い、楽しく、リラックスしながら良い作品となるように共に頑張りたいと思います。
・視聴者へメッセージ
最近とても思うのが、誰の人生にもドラマがあるということ。今日はご飯じゃなくてパンを食べた、今日は朝起きた時、体が右向きだった、そんな些細なことの積み重ねが“生きる”だとしたら、つまらない人生などないということ。「そして、生きる」の“そして”、には、どんなことがあっても生きる、いつかの何かを期待して生きる、何かのために生きる、いろんな意味があるのではと思っています。観てくださる方々の“そして、生きる”人生に少しでも響くものがあるように、精一杯私も役を生きますので是非楽しみにしていてください。
■坂口健太郎(清水清隆役)コメント
・本作のオファーを受けた際の気持ちやシナリオの印象
すごく繊細で、そこで生きている人の体温、匂いを感じる本だと思いました。少しずつ、とても丁寧に役作りをして、清隆として作品に向き合っていきたいと思っています。
・有村架純との共演について
有村さんとは、何度かご一緒させてもらっていて、役を生きる女優さんだなと感じています。清隆として、瞳子の気持ちに寄り添ったお芝居をしたいと思います。
・視聴者へメッセージ
とても悲しく、張り裂けそうになる瞬間もありますが、真摯に、清隆として生きる姿を見せたいと思うので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです。
■脚本・岡田惠和 コメント
『そして、生きる』は、自分の進路や人生の大きな選択の前で悩む年ごろに、3.11東日本大震災を経験した「繊細で心優しい世代」の人生を描いたドラマです。ひょっとすると震災によって彼らは「生きる意味」を考えすぎてしまうのかもしれません。傷ついたり、逃げてしまったり、選択を間違えたりしながらも、必死で生きていく彼らのドラマは、今を生きるすべての人の心を動かせると信じております。すべての人に届けたいです。同志であると思ってる有村架純さんと、ずっと書いてみたかった坂口健太郎さんはじめ、最強のキャストに集まってもらいました。思い切り肩に力を入れて、全身全霊で書きあげた脚本です。
■監督・月川翔 コメント
岡田惠和さんの脚本にまず魅了されています。舞台となるその土地で、実際に生きている人たちの感触が伝わってくるような物語。簡単には割り切れない登場人物の行動や発言が、じわじわと胸に迫ってきます。有村架純さん、坂口健太郎さんを始め出演者の皆さんには、その生々しさを体現していただこうと考えていて、今この瞬間しか撮れなかった、と思える瞬間を逃さず撮っていきたいと思っています。
(リアルサウンド編集部)