坪川拓史が紡ぐ3つの連作短編集「冬へのパッサカリア」予告公開
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「冬へのパッサカリア」場面写真
坪川拓史が監督を務めた映画「冬へのパッサカリア」の予告編がYouTubeで解禁された。
同作は誰かの記憶をめぐる3つのストーリーからなる連作短編集だ。撮影がスタートしたのは、コロナ禍でさまざまなプロジェクトが延期や中止の憂き目に遭った2020年。坪川による「文化の灯を消すまい」という呼びかけに賛同したスタッフとキャストが集まり、同年から2025年にかけて断続的に北海道各地で撮影された。
予告編には第1話「無口なピアノ」、第2話「記憶と水音」、第3話「昨日の煙」の一片を収録。「無口なピアノ」には片岡正二郎、橋本さくら、草野康太、「記憶と水音」には小野武彦、中西良太、塩野谷正幸、佐藤菜南、草野、大塚寧々、「昨日の煙」には坂本長利、草野、竹野留里、あがた森魚がキャストに名を連ねた。なお坪川の「ハーメルン」「モルエラニの霧の中」にも出演した坂本はこれが遺作となった。
「冬へのパッサカリア」は、7月5日から25日まで東京・K's cinemaで開催の「坪川拓史監督全作品」内で上映。同イベントでは、坪川がこれまでに手がけた長編4本、短編2本もスクリーンにかけられる。
©Tsubo-film