終戦80年企画「ジョニーは戦場へ行った」「野火」4K版が8月公開、鴻上尚史からコメント
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「ジョニーは戦場へ行った 4K」「野火 4K」メインビジュアル ©ALEXIA TRUST COMPANY LTD. ©KADOKAWA 1959
終戦80年企画として、8月1日より「ジョニーは戦場へ行った」「野火(1959年)」の4K版が初披露されるとわかった。東京・角川シネマ有楽町ほか全国で順次公開される。
1971年製作の「ジョニーは戦場へ行った」は、第一次世界大戦時に身体のほぼすべての器官を失った青年兵士の視点から戦争の闇を描く物語。“赤狩り”によりハリウッドから追放されるも脚本家として「ローマの休日」「黒い牡牛」などを手がけたダルトン・トランボが原作・脚本・監督を担い、ティモシー・ボトムズ、キャシー・フィールズ、ジェイソン・ロバーズらが出演した。第24回カンヌ国際映画祭では審査員特別賞に輝いている。
大岡昇平の原作を市川崑が映画化した「野火」では、第二次世界大戦下のフィリピン・レイテ島を舞台に、病魔に侵された中年兵士が陰惨な戦場を目の当たりにするさまが描かれる。キャストには船越英二、ミッキー・カーチス、滝沢修らが名を連ねた。
作家・演出家の鴻上尚史は「50年以上前に公開された『ジョニーは戦場へ行った』も65年以上前に公開された『野火』も、まったく古びることなく、ますます現代に必要な、今見る価値のある映画になっていることに衝撃を受ける。若い世代にぜひ見て欲しい」とコメント。YouTubeでは予告編が公開されている。
「ジョニーは戦場へ行った(4K版)」「野火(4K版)」の配給はKADOKAWAが担当する。
鴻上尚史(作家 / 演出家)コメント
50年以上前に公開された「ジョニーは戦場へ行った」も65年以上前に公開された「野火」も、まったく古びることなく、ますます現代に必要な、今見る価値のある映画になっていることに衝撃を受ける。若い世代にぜひ見て欲しい。