日本の百名月を決める「第四回 全国名月サミット」が開催
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日本に夜景スポットは数あれど、全国どこでも楽しめる夜空のシンボルは『月』だろう。日本人は古来よりお月見行事など、日常的に月を見ることを楽しんできたといえる。今年第4回を数え、改めて日本の名月の魅力を観光資源化しようという『日本百名月』にも注目が集まっている。
日本各地の名月を観光客にアピール
一般社団法人 夜景観光コンベンション・ビューロー(東京都中央区)は、2019 年3 月15 日(金)、岐阜県海津市で開催した「第四回 全国名月サミット」において、『日本百名月』の第四回認定登録地を決定、発表した。このプロジェクトは日本の「美しい名月」の魅力を、国内外の観光客に存分にアピールし、「日本百名山」のように名月の観光資源化を目指す。
第四回を数える今年のサミットでは、今回約100ヶ所のノミネートの中から、厳選された計10箇所が新たに認定登録となった。
プロジェクト概要、選定基準は「日本百名月」公式HPを参照
新たに追加された10箇所は以下のとおり。
<認定登録第028号>釜臥山から望む月(青森県むつ市)
アゲハチョウの夜景と名月が競演。 蝶が輝く宝石を求めて飛ぶような幻想的なシーン。
<認定登録第029号>偕楽園から望む水戸の月(茨城県水戸市)
「日本三名園」のひとつの名月。 「月見の会」(合同茶会)や「邦楽と月見の宴」を開催。
<認定登録第030号>SKY CIRCUS サンシャイン60 展望台から望む月 (東京都豊島区)
展望台では珍しい縦長の窓の上部にすっぽりと収まる 名月は現代の浮世絵のような世界感。
<認定登録第031号>館山の月(千葉県館山市)
明け方の西の空に出現する満月と富士山が競演する 「パール富士」は館山ならではの光景。
<認定登録第032号>姨捨棚田にのぼる月(長野県千曲市)
俳人・墨客がこの地を訪れた「田毎の月」。 「名月の里おばすて 月と夜景の観察会」も開催。
<認定登録第033号>日本平から望む月(静岡県静岡市)
「東照宮と月」「清水港や駿河湾と月」など、 様々なバリエーションで名月鑑賞が可能。
<認定登録第034号>倉留寺の月/観月会(島根県出雲市)
「観月会」(十三夜)を実施。夜の境内に 700 個の万燈が灯されることで幽玄な雰囲気を創出。
<認定登録第035号>屋島から望む月(香川県高松市)
日没以降には屋島スカイラインから、 明け方近くに高松市街地の夜景と競演する名月地。
<認定登録第036号>桂浜から望む月(高知県高知市)
古来より月の名所として知られ、 “月の名所は桂浜・・・”と「よさこい節」にも唄われる。
<認定登録第037号>竹田市・岡城・荒城の月(大分県竹田市)
瀧廉太郎「荒城の月」の舞台。 趣味人であった藩主は月のない夜も月見の宴を楽しんだ。