2日間日替わり演目で奮闘!「優しい劇団の浅草演劇祭」閉幕
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「優しい劇団の浅草演劇祭」【てんや篇】尾﨑優人一人芝居『北極星のがなりマイク』より。
「優しい劇団の浅草演劇祭」が6月3・4日に東京・浅草九劇にて開催された。
本演劇祭では、2日間日替わりの内容が披露された。3日の【てんや篇】では、優しい劇団の主宰・尾﨑優人一人芝居「北極星のがなりマイク」を上演。舞台は数千年後の未来。地球から遠く離れた人工惑星〈スペース第七ナゴヤ〉にも演劇を愛する人たちがいた。さまざまな苦難を乗り越え、3年ぶりの公演を行おうとする演劇集団妄想特急の劇団員たちだが、彼らの前に〈演劇倫理委員会〉のエンジニアたちが立ちはだかり……。尾﨑が1人で54人の登場人物を演じ分けた。
4日の【わんや篇】では、出演者の顔合わせから稽古・本番、出会いと別れを1日で行う、“優しい劇団の大恋愛”シリーズより、Volume九劇「暗黒提灯物語~娯楽町のさびしいお祭り~」を披露。今回は、今はもうなくなった町のお祭りを探す、金子清文演じるさすらいの測量士と、明るすぎる町の夜を暗くしてくれる暗黒提灯を探す、福永マリカ演じる不眠症のカフェ店員を中心に、さまざまな登場人物が探し物をする物語が展開した。なお現在、同劇団では「暗黒提灯物語~娯楽町のさびしいお祭り~」上演台本を無料公開しており、今後、公演動画の公開も予定している。
また11月に優しい劇団七周年記念一ヶ月公演「光、一歩手前」を東京と名古屋で上演することも決定した。詳細は今後の発表を待とう。
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