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南琴奈、板垣李光人、蒼井優、渋川清彦が「ミーツ・ザ・ワールド」で歌舞伎町の住人役に

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「ミーツ・ザ・ワールド」第2弾ティザービジュアル

杉咲花が主演する映画「ミーツ・ザ・ワールド」に南琴奈、板垣李光人、蒼井優、渋川清彦が出演することが明らかに。加えてティザービジュアル第2弾、特報が公開された。

金原ひとみの小説を松居大悟が実写化した本作は、擬人化焼肉マンガ「ミート・イズ・マイン」をこよなく愛する27歳・由嘉里の物語。結婚、出産と次々にオタクかいわいから離脱する仲間を見て、不安と焦りを感じた彼女は婚活を始めることに。しかし合コンで惨敗し、歌舞伎町の道端で酔いつぶれていたところを美しいキャバ嬢・ライに助けられ、由嘉里は新たな世界に導かれていく。自分のことを好きになれない由嘉里を杉咲が演じた。

今回解禁されたのは、由嘉里が歌舞伎町で出会う住人役のキャスト。希死念慮を抱えたライを演じる南は、300人以上が集ったオーディションで役を勝ち取った。最終面接には杉咲も参加し、満場一致での抜擢に。南は「誰かと完全に分かり合うことは難しくて、でもそれで終わりにはしたくなくて。曖昧なまま残される感情や、交わらない想いの中に確かに存在する温かさのようなものを感じました」とコメントしている。

板垣が扮するのは、不特定多数から愛されたがる既婚者ホストのアサヒ。板垣は「他人が持っているものはとても輝かしく見えるし、生きていると誰かになりたい瞬間があると思います。でも実際に誰かに取って代わることはできないし、自分を許容して生きていくしかない。そんな生き方にそっと肩を寄せてくれる映画になっています」と説明した。なお今回が自身初の既婚者役かつホスト役となる。

人が死ぬ話ばかりを書いている毒舌な作家・ユキを演じる蒼井は「太陽に照らされた、躍動するような青春とは違う。朝になれば、何事もなかったように置き去りにしてきた、そんな日々を思い出しました」「人知れず抱きしめたくなるような、私にとっては青春映画です。この作品が、ご覧になる皆さまにとって、どのような映画として映るのか、楽しみです」とつづった。

また歌舞伎町に佇むバー「寂寥」の店主・オシン役を担うのは渋川。「芝居に正解はないと思うが、現場で杉咲さんの由嘉里と向き合い心が動きました。松居大悟監督は今に寄り添い今を写し、背中をかるく押してくれる」と述懐している。

YouTubeで公開された特報にはライが由嘉里に手を差し伸べる場面、アサヒ・ユキ・オシンの姿、ライの「私死ぬの」というセリフが収録された。

「ミーツ・ザ・ワールド」は10月24日より全国ロードショー。

南琴奈 コメント

誰かと完全に分かり合うことは難しくて、でもそれで終わりにはしたくなくて。
曖昧なまま残される感情や、交わらない想いの中に確かに存在する温かさのようなものを感じました。
分かり合えないまま共存することで生まれる新しい価値観に気づかせてくれて、
いつまでも心に留めておきたい言葉たちに沢山出会わせてもらえた作品でした。
この作品に携わることができて光栄です。
多くの方に届くことを願っています。

板垣李光人 コメント

他人が持っているものはとても輝かしく見えるし、生きていると誰かになりたい瞬間があると思います。
でも実際に誰かに取って代わることはできないし、自分を許容して生きていくしかない。
そんな生き方にそっと肩を寄せてくれる映画になっています。
今回僕が演じさせていただいた、アサヒという人間もそんな1人なのではないかと、寄り添いながら時間を過ごしました。
本当に素敵な方々がこの映画をつくられているので、スクリーンにはフィクションかノンフィクションか曖昧になるような、そんな“今”が広がっています。
そんな中に自分も加われていることに胸がいっぱいです。
この映画が現代社会を生き抜く、誰かの処方箋になれば嬉しく思います。

蒼井優 コメント

太陽に照らされた、躍動するような青春とは違う。朝になれば、何事もなかったように置き去りにしてきた、そんな日々を思い出しました。
バカなことばかりで情けないと感じていたあの頃を久しぶりに振り返ってみると、あの過ごし方を選び、あの時間を楽しみきった自分がたしかに存在していたことに、嬉しさが込み上げて来ました。
人知れず抱きしめたくなるような、私にとっては青春映画です。この作品が、ご覧になる皆さまにとって、どのような映画として映るのか、楽しみです。

渋川清彦 コメント

転びながらつまずきながら、半歩でも前に進む由嘉里に心を動かされます。
芝居に正解はないと思うが、現場で杉咲さんの由嘉里と向き合い心が動きました。
松居大悟監督は今に寄り添い今を写し、背中をかるく押してくれる。
そういえば蒼井さんと松居監督は長いつき合いらしく、朝方に蒼井さんから聞いた監督の昔話は
眠気をとばしてくれるくらい面白かった気がする。

©金原ひとみ/集英社・映画「ミーツ・ザ・ワールド」製作委員会