マイケル・B・ジョーダンが1人2役で双子に、サバイバルホラー「罪人たち」特別映像
映画
ニュース

「罪人たち」ポスタービジュアル
「ブラックパンサー」のライアン・クーグラーが監督を務めたサバイバルホラー「罪人たち」より、主演のマイケル・B・ジョーダン演じる双子の兄弟にフィーチャーした特別映像がYouTubeで公開された。
1930年代の米ミシシッピ・デルタを舞台とする本作。双子の兄弟スモークとスタックは、かつての故郷で一獲千金の夢を賭けた商売を計画する。それは、当時禁じられていた酒や音楽を振る舞うダンスホールを開くことだった。ところが、オープン初日の夜、多くの客たちが宴に熱狂する中、ある“招かざる者たち”が現れたことで、祝祭は一瞬にして理不尽な絶望にのみ込まれる。
ジョーダンがスモークとスタックを1人2役で演じるにあたり、本作の視覚効果チームは同じシーンでそれぞれの役を撮影し合成する手法に加え、別の俳優の頭部をデジタル技術で合成する手法を採用。10台のカメラで頭部を360度キャプチャできる肩掛け式のデバイスを開発した。双子の片方を演じたあとに、このデバイスを装着しもう片方を演じ、そのデータをもとに制作したジョーダンの頭部の3DCGを代役の頭と入れ替えることで、シーンを作っている。
映像の中で「スモークは重荷を抱えたような口数の少ない男」「スタックは軽快な男です。つらいときでも笑顔で、いつも動き回っている」とそれぞれを紹介するジョーダン。同じ場面を最低でも2回撮影するタフな現場が続いた彼は「スモークとスタックを演じわけるのは信じられないような経験でした」と振り返る。
クーグラーは「一緒に崖からダイブするようなリスクを伴う撮影でした」「マイケルがこの2役を40~50回も同じ日に演じられるか、まるで実験のようでした」と回想。スモークの恋人アニー役のウンミ・モサクは「スモークのときもスタックのときもどちらがセットに入ってきたか、背を向けていてもわかりました」とたたえ、双子の従兄弟サミーを演じたマイルズ・ケイトンも「(ジョーダンが)キャラクターを作り上げてくれたお陰でそれぞれと関係を築くことができました」と、スタックの元恋人メアリーを演じたヘイリー・スタインフェルドも「一貫して演じ続けるスタミナとその才能に驚きました」と語った。
クーグラーが脚本・製作も担った「罪人たち」は6月20日に公開。IMAX、2D字幕版、Dolby Cinema(ドルビーシネマ)で上映される。なお4月18日に全米で先んじて封切られた本作は、週末3日間でオープニング興行収入4800万ドルを突破し、完全オリジナル映画としては過去10年間で米国内最大のオープニング成績を記録。6月9日時点で全世界での累計興行収入は約518億円となっている。
© 2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. IMAX® is a registered trademark of IMAX Corporation. Dolby Cinema® is a registered trademark of Dolby Laboratories