歌舞伎「鯉つかみ」を下敷きに、三俣婦人会の新作「鯉つかみそこねて、春。うらら」
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三俣婦人会 第六次総会「鯉つかみそこねて、春。うらら」チラシ表
三俣婦人会 第六次総会「鯉つかみそこねて、春。うらら」が7月4日から6日まで大阪・世界館にて上演される。
三俣婦人会は、ゴン駄々吉が主宰・脚本・演出を務める、演劇を作るプロデュースユニット。今作では、どこにでもありそうなありふれた居酒屋が舞台となる。商店街の外れで小さな食堂を営む2人の女、有名な元陶芸家とその弟、女優を目指す女子がそこに集まった。彼らは数週間前にある映画にエキストラとして参加した面々で、意気投合し、飲み会をすることになったのだが、大御所俳優はいつまで経っても現れず……。
出演者には桂雲呑、竹内銃一郎、安元美帆子、河上由佳、井作仁香来、香澄、サリngROCK、中川浩六、ゴン駄々吉が名を連ねた。
上演に向けてゴン駄々吉は「今回、脚本の下敷きになっているのが、外連味たっぷりの歌舞伎の演目『鯉つかみ』です。会場の世界館さんからは、『何をやってもOK!』とお許しをいただいていて、この言葉をどう活かせるのか!? また、あらすじをお読みいただければ、もうひとつ、あの超有名戯曲も浮かび上がってくることと思います。キャストとして、竹内銃一郎さん、今、ノリにノッてるサリngROCKさん、その他、小劇場の精鋭にお力添えいただきます。これはもう、見どころしかないでしょ!」とコメントした。
ゴン駄々吉コメント
笑っているときが至福です。演劇をつくっているとたくさん笑えます。
(悶絶してる時間の方が遥かに膨大ですが、それは笑うための滑走なのだと言い聞かせ耐え忍んでいます)
中でも、人生において何の身にもならない全くもってくだらないシーンを丹念に稽古してるときほど、
生を実感できるときはない。至福です。
今作「鯉春」でももちろんそうなんですが、いつでも僕は、愚かな人間を描いて、その愚かさを愛でたい。
登場人物に対する眼差しは常にそれだと思います。
今回、脚本の下敷きになっているのが、外連味たっぷりの歌舞伎の演目「鯉つかみ」です。
会場の世界館さんからは、「何をやってもOK!」とお許しをいただいていて、この言葉をどう活かせるのか!?
また、あらすじをお読みいただければ、もうひとつ、あの超有名戯曲も浮かび上がってくることと思います。
キャストとして、竹内銃一郎さん、今、ノリにノッてるサリngROCKさん、その他、小劇場の精鋭にお力添えいただきます。
これはもう、見どころしかないでしょ!
ただ、僕は作品作りにおいて非常に内向的というか天邪鬼でありまして、
大事なことはいつも奥の奥、目も手も届かない部分にひっそりしまいこんで厳重にセキュリティをかけ、
笑いではぐらかしたりしています。
ご覧いただいた方に、好きなように、あーでもない! こーでもない!と楽しんでいただけることが
何よりも嬉しいです!
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