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韓国の小説をもとにした舞台「アーモンド」戸塚祥太主演で再演、共演に崎山つばさら

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舞台「アーモンド」ビジュアル

A.B.C-Zの戸塚祥太が主演を務める舞台「アーモンド」が、8月30日から9月14日まで東京・シアタートラム、19日から21日まで大阪・近鉄アート館で上演される。

ソン・ウォンピョンの小説「アーモンド」は、扁桃体(アーモンド)が人より小さく、怒りや恐怖といった感情をうまく感じることができない16歳の高校生ユンジェを軸にした作品。同作は2022年に板垣恭一の脚本・演出により初演され、今回新キャストを迎えて再演される。主人公のユンジェ役を戸塚、ユンジェと正反対の激しい感情を持つ少年ゴニ役を崎山つばさが務め、ユンジェの“母さん”役を水夏希、ユン教授役を松村優、ドラ役を平川結月、シム博士役を首藤康之、ユンジェの“ばあちゃん”役を久世星佳が演じる。

上演決定に際して、戸塚は「演出の板垣恭一さんと数年ぶりに再会できることに喜びを感じています。キャストの皆さん、スタッフさん、お客さんとの新たな出会いに胸がときめいております」と喜びを語り、「おそらく稽古が始まると不器用な自分に怒り、拙い自分の背中に哀しみの色が滲む。怒と哀の往復を繰り返した末に自分自身が空っぽになって、ひたすら作品の一欠片になれるように善処できていると思います。2025年版の舞台『アーモンド』楽しみにしていてください」とコメントした。

チケットの一般販売は8月3日10:00にスタート。

戸塚祥太コメント

感情をうまく感じる事ができないユンジェを演じると知った時、僕の手のひらには太く長い感情線が刻まれていることを思い出した。それを指摘されたのがいつ頃だったのか曖昧ですが、自分の認識では感情表現をする事が苦手な人間だと思っていたので意外でした。感受性はあっても、湧いてきたものを外に出すアウトプットの作業が苦手なのかもしれません。ただ、それでも喜怒哀楽は持っているはずです。それらを舞台の上からどう届けていくか。その方法や理解を深めてもらえた演出の板垣恭一さんと数年ぶりに再会できることに喜びを感じています。キャストの皆さん、スタッフさん、お客さんとの新たな出会いに胸がときめいております。

そして、おそらく稽古が始まると不器用な自分に怒り、拙い自分の背中に哀しみの色が滲む。怒と哀の往復を繰り返した末に自分自身が空っぽになって、ひたすら作品の一欠片になれるように善処できていると思います。

2025年版の舞台「アーモンド」楽しみにしていてください。

崎山つばさコメント

この物語の世界に生きられることが嬉しくもあり怖くもあります。読んでいて胸を痛める事もありましたが、それと同時に優しさや温もりを感じ心に熱を感じる事も多くありました。そんな世界に登場するキャラクターに触れられる喜びとしっかりと存在することができるかの不安もあります。

ゴニの抱える悲しみや迷い、痛みや怒り、救いや喜びなど様々な感情や機微を大切に表現できるよう努めていきたいと思います。

水夏希コメント

心理的本能的欲求や潜在意識、承認欲求や慈愛など、本質的な人間の複雑さが全てのキャラクターが絡み合うことで表出し、あるべき場所に有るべき形で収まっていく。あるいはあるべき場所がわかっていてもなかなかうまく行かないのが現実と言えるかもしれませんが、その全ての行程が人として理解できるし共感できる。こんな特別なシチュエーションはそんなにはあり得なさそうで、でも詰まるところそーゆー事ってあるよねって思うような物語。

その物語のピースとして、丁寧な演劇的な嘘で嘘なく演じたいと思います。

松村優コメント

まず、このような素敵な作品に出会えてとても幸せだなと感じています。

今回自分の中で初めての役どころで自分自身とも向き合って挑戦する作品だなと思いました。

簡単には表せない心の部分を描いていて、一つ一つの行動であったり、セリフであったりを繊細に演じていきたいと思います。この作品のように観ていただける皆さんの心に何か芽生えるものがあればと思い、素敵な作品をお届けできるよう頑張ります。

平川結月コメント

原作を読ませていただいて、ドラの真っ直ぐな芯の強さにすごく惹かれました。

そして、日々の生活の中で自分の感じたものひとつひとつをもっと大切にしたいと思いました。

今回の舞台はお客様との距離も近いので、会場全体で皆様とたくさんの感情を共有出来たら嬉しいです。

会場に足を運んでいただいた皆様に素晴らしい空間をお届けできるよう、稽古を重ねていきます。

よろしくお願いします!

首藤康之コメント

この「アーモンド」という物語を読んだ時、戸塚祥太さんが演じる主人公ユンジェと一緒に、自分の心の核を見つける旅に出るような、そんな気持ちになりました。様々な出会いによって形成されていく人間の本質、それを本当に理解した時の衝撃……。この美しい物語には、たくさんの愛が描かれています。その愛のカタチを舞台作品としてお客様一人一人の心に届けられるよう、稽古に励んでいきます! 是非劇場でお待ちしております!

久世星佳コメント

数年前、深夜のテレビのザッピングで思わず手が止まった。

何やら舞台映像のようだった。なんとも言えないエネルギーが画面越しに伝わってきて、そのまま最後まで見入ってしまった。たぶん見始めたのは、もう物語の終盤だったのだけど……

ある意味私はその時に「怪物」に魅入られてしまったのだと思う。

それから数年後、なんと今度はその「怪物」と同じ時間を共有することになった。

どんな世界が広がっていくのかな。

今はまだ何もわからないけれど、なんだかとても、楽しみです。

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©2017 by Sohn Won-Pyung All rights reserved. Japanese translation copyright ©2019 by Akiko Yajima Japanese translation version is published by Shodensha Publishing Co., Ltd. ©2022 Original production developed and produced by conSept LLC