ドラマ「ちはやふる」當真あみら集結、上白石萌音は「自然と先生の気持ちになれた」
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ドラマ「ちはやふる-めぐり-」制作発表会見の様子。前列左から上白石萌音、齋藤潤、當真あみ、原菜乃華、藤原大祐。後列左から高村佳偉人、大西利空、山時聡真、嵐莉菜、坂元愛登
日本テレビ系のドラマ「ちはやふる-めぐり-」の制作発表会見が本日6月13日に東京都内で開催された。主演の當真あみ、共演の原菜乃華、齋藤潤、藤原大祐、映画版から続投する上白石萌音ら10名が登壇。競技かるた部の顧問として登場する大江奏を演じた上白石は、「私は見ているだけで自然とみんなを愛して応援する先生の気持ちになれたので、本当に感謝しております」と語った。
末次由紀のマンガを原作に、実写映画「ちはやふる」の10年後を描いた本作。主人公は大きな挫折によって青春をあきらめてしまった梅園高校の生徒・藍沢めぐるだ。彼女は顧問として赴任してきた大江奏と出会い、競技かるたの魅力に目覚め、仲間とともに成長していく。
かるたと畳のセットを役作りのために提供されたキャスト陣は、昨年の9月頃から月1で集まり練習を重ねていたそう。當真が演じためぐるは、かるた部の幽霊部員。當真は「青春に置いていかれているというか、かけ離れたところにいる人」と自身の役柄を紹介しつつ、「初心者のところから成長する過程は、私と役がリンクしているようなお芝居でした」と明かす。
原は奏の母校である瑞沢高校競技かるた部の部員・月浦凪役で出演。めぐるのライバルであり、映画で広瀬すずが演じた綾瀬千早に憧れるキャラクターだ。原は「凪は千早に憧れてかるたを始めた役どころ。だから『ちはやふる』をとにかく観て、お芝居でも“千早っぽさ”を意識してました。広瀬すずさんのかるたの取り方、あのダイナミックな取り。それをかるた練習の時点から作っていきました」と振り返る。
藤原大祐演じる瑞沢高校の折江懸心は、次期名人と注目される高校生ナンバーワンの実力の持ち主。藤原は「懸心の最強感」を出すために苦心したそうで、「所作の1つひとつ。実際にかるたに精通しているところを見せなきゃいけない。誰よりも本当に強くいたいなと思って、毎日練習をして、茶室を借りたりとかして」と述懐。1年もの間かるたの特訓を重ね、畳と擦れるひざが真っ黒になるほどだったという。
その藤原に対抗するようにかるたに打ち込んでいたのが、梅園高校の白野風希を演じた齋藤だ。齋藤は藤原との共演について「取りが早いんですよ、撮影本番でも1枚をきれいに取る。本当に茶室借りてたんだな、と(笑)。懸心に対峙したとき、このままじゃ勝てないと感じてました」と吐露。藤原は「特に潤とはかるたの話をしたり、練習したり。本当にプライベートでも競い合ってたよね」と切磋琢磨した期間を振り返った。
上白石は新たな「ちはやふる」のメンバーとの共演について「目を見ているだけで、言葉を交わさなくてもお話ができるような、本当に素敵な役者さんばかり。心の底から尊敬していますし、現場でみんなのお芝居を見てて、本当に“悔しいな”って思うこともたくさんありました」と回想。「あまりにもいいお芝居なので、皆さんにも早く観ていただきたいです」と呼びかける。
最後に、當真は本作を「居場所のなさを感じている高校生の物語」と紹介。「生きる道を探して、青春にたどり着こうともがいて、その中でかるたと、そして大江先生と出会う。すごく奇跡的な出会いだと思います。いわゆる”主人公”という感じのしないキャラクターが多くて、でもそんな彼らが自分たちの力でどうにか青春を手繰り寄せようとする。私は台本を読んで、みんなのお芝居を見て、そういう姿にすごくじんと来るものがありました」と話した。
映画版を手がけた小泉徳宏がショーランナーを務める「ちはやふる-めぐり-」は日本テレビ系で7月9日にスタート。会見にはキャストの山時聡真、大西利空、嵐莉菜、坂元愛登、高村佳偉人も出席した。
ちはやふる-めぐり-
日本テレビ系 2025年7月9日(水)スタート 毎週水曜 22:00~23:00