水中出産の旅で学ぶ、海と生きる女性たちの物語「パシフィック・マザー」公開決定
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「Pacific Mother パシフィック・マザー」ポスタービジュアル
映画「Pacific Mother パシフィック・マザー」が、9月12日より沖縄・シネマプラザハウス1954にて先行公開。10月31日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開される。
本作は海と深く関わりながら暮らす女性たちの出産の物語を通して、人と海、そしてコミュニティのつながりについて問いかけるドキュメンタリー。海をこよなく愛する俳優・フリーダイバー・海洋活動家の福本幸子は、第2子の出産を海の中で行いたいと願うが、危険を伴うため断念。そこで自宅での水中出産に切り替えるも、法律上のさまざまな壁があることを知る。そこで彼女は水中出産に向けて、日本からハワイ、タヒチ、クック諸島、ニュージーランドと太平洋を巡る旅へ。その中で伝統的社会における出産の慣習、地域コミュニティのサポートの重要性を知り、生命の営みや人と自然の関係、海洋環境保全についても学んでいく。
沖縄出身の福本の出産体験を描いた短編ドキュメンタリー「Water Baby」は2018年にオンラインで公開され、800万回以上の再生回数を記録。この反響の大きさを受け、短編では語り尽くせなかったメッセージをさらに掘り下げるため、長編ドキュメンタリーが制作された。短編に引き続きキャサリン・マクレーが監督を務めている。YouTubeでは予告編が公開中。アルファヴィルが配給する。
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