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ぴあ 総合TOP > 中村萬壽・中村芝翫が成功祈願、芝翫は色気出すため「ダイエットをして若さあふれる芝居に」

中村萬壽・中村芝翫が成功祈願、芝翫は色気出すため「ダイエットをして若さあふれる芝居に」

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左から中村芝翫、中村萬壽。

令和7年7月歌舞伎鑑賞教室 / 親子で楽しむ歌舞伎教室「色彩間苅豆─かさね─」が7月17日から26日まで東京・ティアラこうとう 大ホールで上演される。公演に向けて、去る6月11日に東京・祐天寺で中村萬壽と中村芝翫が成功祈願(累供養)を行った。

成功祈願(累供養)の場で萬壽は自身が今年、古希を迎えることについて触れ、「芝翫さんは還暦でございますが、まだまだ元気でおりますので、最後のところの殺しの場面などは、2人でいっぱい動きたいなと思っております(笑)」とコメント。演目について「初めて踊りました時、坂東玉三郎の兄に少し教えていただいたことを、しっかりと覚えていますので、今回もそうしようと思っております。お腹に子供がいることや、惚れてしまったことなど、物語を伝える前半の踊りよりも、そのあとの『駒下駄履いて~』のところの踊りが好きです。少し右足がわるくなっているというところなども、うまくみせられたらなと思っています」と意気込みを見せた。さらに、「『かさね』は舞踊劇ですが、ストーリー性もかなりありますし、最後は殺しになったりと見どころも多い演目です。今回はお客様がわかりづらくならないように補足をつけたり、唄がわかるように字幕も表示する予定でおります。また、劇場には、仮の斜めの花道を作りますし、学生の方も多くご来場されますから、場内を真っ暗にすると怖いかなと思いますので、あまり暗くしないようになど、鑑賞教室ならではの演出も楽しみにしてください」と呼びかけた。

歌舞伎鑑賞教室に3年続けて出演している芝翫は、「色彩間苅豆─かさね─」について、「子供歌舞伎」に出演したエピソードを話し、「今回は12年ぶりです。太い足の与右衛門では色気が出ないのでダイエットをして(笑)、若さあふれる芝居にしたいと思います。萬壽のお兄様とご一緒させていただけるのは、すごくありがたいことですので、精一杯勉強して勤めさせていただきたいと思います」と語った。また、「この演目の魅力の一つは、やはり清元の名曲です。なんて素敵な文句だろうといつも聞き惚れてしまいます。そして前半の絵にかいたような2人の姿、細かい芝居ではなくて、大らかさがある中で、あの2人というのを出せたら面白いですね」と期待を述べた。

なお、「解説 歌舞伎のみかた」では坂東亀蔵が解説を担当する。さらに7月25日19:00開演回では字幕表示ありの「Discover KABUKI-外国人のための歌舞伎鑑賞教室-」が開催される。

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