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金沢21世紀美術館と岡田利規が、西田幾多郎の哲学テキストモチーフの映像演劇を制作

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「西田幾多郎の哲学テキスト『直接に與へられるもの』をみんなで朗読している映像演劇」メインビジュアル

「西田幾多郎の哲学テキスト『直接に與へられるもの』をみんなで朗読している映像演劇」が6月21日から29日まで石川・金沢21世紀美術館 シアター21にて開催される。

これは、金沢21世紀美術館が石川県ゆかりの西田幾多郎や鈴木大拙の「禅の思想」を再考し現代の生活の中に生かしていく、3カ年のアートプロジェクト。岡田利規は1年目に滞在調査、2年目にワークショップを行い、このたび、オーディションで選ばれた市民と西田の論文「直接に與へられるもの」をモチーフにした〈映像演劇〉作品を作成した。

作品について岡田は「哲学のテキストは得てして理解するのがむずかしい。西田幾多郎のもそう。でもそのようなテキストでも繰り返し読むと少しずつわかってくることがある。声に出して読んでいると、そしてそれを聞いていると、それまでつかめていなかった、それが言わんとしていることのイメージが、つかめた、と感じられることがある。声に出して読んでいる人が、つかめた、と感じたとき、それを聞いている人にもそのことが伝わり、その人もまた、つかめた、と感じる。この微細な感覚を鑑賞者とも共有することをめざす映像演劇作品の、創作のプロセスを、金沢で、市民のみなさんと共にします。そのプロセスそのものが反映されたような作品にすることを構想しています」とコメントした。

なお初日の6月21日には岡田と、本作の映像を手がけた山田晋平のトークが行われる。

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