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小川洋子、黒木瞳、梶浦由記、滝藤賢一が「星より静かに」にコメント

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「星より静かに」キービジュアル

ADHD(注意欠陥・多動症)をテーマとする映画「星より静かに」を鑑賞した作家の小川洋子、俳優の黒木瞳、作曲家の梶浦由記、俳優の滝藤賢一のコメントが到着した。

55歳でADHDと診断された君塚匠が監督を務める本作は、2つのパートで構成された映画。ドキュメンタリーパートでは、君塚が精神科医や薬剤師を訪ね歩き、ADHDに対するさまざまな声に耳を傾けた。ドラマパートでは、ADHDの夫と彼を支える妻、ADHDの特性を持ちながら仕事に取り組む息子と彼を見守る母の姿が描かれる。

小川は「この映画は、言葉の届かない場所でうずくまっている人に、糸電話を差し出してくれる。たとえ、面と向かって理解し合うことができないとしても、その糸さえ手にしていれば、星より静かな、言葉にならない無言で、誰かとつながっていられる」とコメント。黒木は「胸に棘が刺さるようなドキュメントなのに、爽やかな気持ちになる作品でした。君塚監督の抜群のセンスゆえだと思います。映画『月』をご一緒してから数十年経ちました。今回の作品を通して、新たなる君塚監督に出会えたようで嬉しかったです」と伝えた。

また梶浦は「主観と客観と、さまざまな立場から『ADHD』を理解しようとする生の声が詰まっていて、自分自身の考え方、眼差しを改めて底から問われる時間でした。赤裸々で冷静な、素晴らしい作品だと思います」と述べ、滝藤は「この映画は小さな小さな一歩かもしれない。忙し過ぎる社会の中で埋もれてしまうかもしれない。だが、少なくとも僕はこの映画と出会ったことで、ほんの一部かもしれないがADHDのことを知ることができた。このことは僕にとって大きな一歩だし、ADHDと共に生きている方々が、今後の僕の人生において埋もれることはない」とつづっている。

なお公開初日の6月21日には、東京・K's cinemaで初日舞台挨拶を開催。君塚に加え、キャストの内浦純一、蜂丸明日香、三嶋健太、渡辺真起子、プロデューサーの森重晃が登壇する。このほかにも上映劇場ではトークイベントを実施予定だ。登壇者やスケジュールなどの詳細は、作品公式サイトで確認してほしい。

小川洋子(作家)コメント

この映画は、言葉の届かない場所でうずくまっている人に、糸電話を差し出してくれる。
たとえ、面と向かって理解し合うことができないとしても、その糸さえ手にしていれば、
星より静かな、言葉にならない無言で、誰かとつながっていられる。

黒木瞳(俳優)コメント

胸に棘が刺さるようなドキュメントなのに、爽やかな気持ちになる作品でした。
君塚監督の抜群のセンスゆえだと思います。
映画「月」をご一緒してから数十年経ちました。
今回の作品を通して、新たなる君塚監督に出会えたようで嬉しかったです。

梶浦由記(作曲家)コメント

主観と客観と、さまざまな立場から「ADHD」を理解しようとする生の声が詰まっていて、
自分自身の考え方、眼差しを改めて底から問われる時間でした。
赤裸々で冷静な、素晴らしい作品だと思います。

滝藤賢一(俳優)コメント

この映画は小さな小さな一歩かもしれない。忙し過ぎる社会の中で埋もれてしまうかもしれない。
だが、少なくとも僕はこの映画と出会ったことで、ほんの一部かもしれないがADHDのことを知ることができた。
このことは僕にとって大きな一歩だし、ADHDと共に生きている方々が、今後の僕の人生において埋もれることはない。

©ステューディオスリー