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書籍「認知症世界の歩き方」を原案とした映画の製作目指しクラファン実施

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「認知症世界の歩き方」映画化プロジェクトビジュアル

映画「認知症世界の歩き方」の製作に向けたクラウドファンディングが、READYFORで実施されている。

本作の原案となるissue+design代表・筧裕介の著書「認知症世界の歩き方」は、認知症当事者の目から見た世界を“旅のスケッチ”と“旅行記”の形式で表現し、異世界を旅するように認知症の人が生きる世界を体験できる内容となっている。中国・韓国・台湾で翻訳され、フランスではマンガ版も発売された。今回の映画製作は、書籍やテレビ、ワークショップなどでは届かなかった層にも正しい“認知症世界”を届けたい、認知症を自分ごととして感じてもらいたいという思いから企画された。

映画は認知症のある父親とその息子が自宅へ向かう旅の中で、認知症の困りごとに向き合いながら絆を取り戻していくロードムービーとなる。認知症のある男性、高橋豊は持ち前の明るく楽しい人柄でグループホームでの日々を穏やかに過ごしているが、ときおり無性に自分の家に帰りたくなっていた。そんな中、離婚して20年会っていなかった次男の優輝とともに、財産管理のために自宅へ帰ることになる。監督・脚本は社会課題をテーマにした映像制作で知られるイグジットフィルム代表の田村祥宏が務め、プロデューサーを筧が担った。2026年秋に世界各国での公開を予定している。

クラウドファンディングの目標金額は500万円で、7月11日23時まで実施。支援金は映画制作費用や宣伝費用、ワークショップや上映イベントの開催費用に使用される。リターンには書籍「認知症世界の歩き方 実践編」とマンガ「認知症世界の歩き方 for ジュニア」の2冊セットや、七変化温泉の素・ミステリーバス回数券など“認知症世界”からのお土産5点セット、公認アンバサダーとして映画の広報活動に参加できる権利、東京・千駄木に期間限定で出現する体験型コンセプトホテル「認知症世界」に泊まれる宿泊券などが用意された。