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映画「ラブイン」監督が「君の名前で僕を呼んで」などクィア映画を引用した理由を語る

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ナタリー

「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」より、左からスホ役のチョン・フィ、フンス役のノ・サンヒョン

韓国映画「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」で監督を務めたイ・オニが、劇中で引用した「君の名前で僕を呼んで」「ブエノスアイレス」について語るコメントが到着した。

「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」は、他人の目を気にせず自由奔放に生きるジェヒと、ゲイであることを隠して生きるフンスの物語。社会の“普通”になじめない2人が心に傷を負いながらも特別な関係を築き、自分らしい生き方を見つけるさまが描かれる。「破墓/パミョ」のキム・ゴウンがジェヒ、ドラマ「Pachinko パチンコ」のノ・サンヒョンがフンスを演じた。

日本ではプライド月間に公開された本作では、フンスと彼の母(チャン・ヘジン)、フンスと恋仲になるスホ(チョン・フィ)の関係に変化をもたらす映画として「君の名前で僕を呼んで」と「ブエノスアイレス」が登場する。いずれもパク・サンヨンによる原作には登場していないが、イ・オニは「どちらもクィア映画の大ヒット作品ですよね。より観客の皆さんに親しみを持ってもっとわかりやすく伝えるためにこの2作を取り入れました」と説明する。

「ブエノスアイレス」に言及するシーンに関する裏話も。劇中では“本気の恋なんて必要ない”と心を閉ざすフンスに、スホが「『ブエノスアイレス』に出てた俳優さんに似てるね」と呼びかける場面があるが、イ・オニは「トニー・レオンに似ている、というやり取りにすることを決めたのは現場のアドリブ」と明かす。続けて「もともと、『フンスに似ている人について話す』というシーンを入れようと思っていたのですが、ノ・サンヒョンさんを例えるのにぴったりな俳優がなかなか思い浮かばなかったんです」「『レスリー・チャンに似ている』と言うのはさすがに違うなと思ったのですが、トニー・レオンなら……と。実際に似ているかどうかは、人によって意見が分かれるところだと思います(笑)。それがまた面白い要素だと思って取り入れました」と伝えた。

「ラブ・イン・ザ・ビッグシティ」は全国で公開中。

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