ケリー・ライカート特集上映が渋谷で開催、日本での劇場未公開作もラインナップ
映画
ニュース

「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」ビジュアル ©2016 Clyde Park, LLC. All Rights Reserved.
特集上映「ケリー・ライカートと響きあう映画たち」が、6月21日から7月4日にかけて東京・シネマヴェーラ渋谷で開催される。
1964年生まれのケリー・ライカートは「リバー・オブ・グラス」で長編監督デビューを果たし、「ウェンディ&ルーシー」が第61回カンヌ国際映画祭、「ミークス・カットオフ」が第67回ヴェネツィア国際映画祭、「ファースト・カウ」が第70回ベルリン国際映画祭に出品された。
本特集では、主婦と無職の男が拾った銃をめぐって勘違いの逃避行を企てる「リバー・オブ・グラス」、もうすぐ父親になる男と一人気ままに生きている男という旧友同士が秘湯へ向かうロードムービー「オールド・ジョイ」、ミシェル・ウィリアムズ演じるウェンディが愛犬とアラスカを目指す「ウェンディ&ルーシー」を上映。19世紀の米オレゴンを生きる開拓者の3家族を描く「ミークス・カットオフ」、西部開拓時代を舞台に、料理人と中国人移民がドーナツで一獲千金を夢見るさまを描く「ファースト・カウ」もラインナップに入った。
さらにローラ・ダーン、クリステン・スチュワート、ウィリアムズ、リリー・グラッドストーンが共演し、日本では劇場未公開だった「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」もスクリーンに。依頼人からつきまとわれている小さな町の弁護士、夫婦関係の亀裂に直面している妻、夜間学校の講師を務める弁護士、孤独な牧場労働者らの物語が紡がれる。
今回はライカートの監督作に加え、ライカートが制作時に参考にしたという作品を手がけたエルマンノ・オルミ、アピチャッポン・ウィーラセタクンの映画や、テーマに共通性がある作品も上映する。上映作リストは以下の通り。
特集上映「ケリー・ライカートと響きあう映画たち」
2025年6月21日(土)~7月4日(金)東京都 シネマヴェーラ渋谷
上映作品
- リバー・オブ・グラス
- オールド・ジョイ
- ウェンディ&ルーシー
- ミークス・カットオフ
- ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択
- ファースト・カウ
- 暗黒街の弾痕(1937年)
- 夜の人々
- 女群西部へ!
- 美しき冒険旅行
- 冬の旅
- 聖なる酔っぱらいの伝説
- 凱里ブルース
- 偶然と想像
- スチームバス/女たちの夢
- 真昼の不思議な物体
- 波のした、土のうえ