バレエ「クレヨン王国の十二か月」末原拓馬の演出で上演、Kバレエの山本雅也・岩井優花が出演
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バレエ「クレヨン王国の十二か月」チラシ
バレエ「クレヨン王国の十二か月」が、12月27・28日に東京・渋谷区文化総合センター大和田 さくらホールで上演される。
これは、福永令三が作、三木由記子が絵を手がけたファンタジー児童文学「クレヨン王国」シリーズ(講談社)の第1作「クレヨン王国の十二か月」を原作としたバレエ作品。総合演出・音楽をおぼんろの末原拓馬、振付を篠宮佑一が担当する。出演者にはK-BALLET TOKYOプリンシパルの山本雅也と岩井優花が名を連ねた。
ゴールデン王(山本)とシルバー王妃(岩井)はクレヨン王国を治めていた。あるときクレヨン王国は、色を失い崩壊する危機に。王妃は少女ユカと共に、12の試練に挑む旅に出て……。
上演に向け末原は「台詞のない総合芸術・バレエという形だからこそ、みなさまの想像⼒が無限の翼を得ると信じ、どうにか舞台化できないかと奔⾛してきました。その想いが多くの素晴らしい仲間と結びつき、ついにこの公演が⽣まれます。この世界は残酷で、けれど美しい。舞台を観たそのときに、あなたが世界の美しさにもう⼀度⽬を⾒張るための懐かしくて新しい『王国』が、どうかあなたの中にも芽吹きますように」とコメントした。
なお本作では上演に際し、ユカをはじめとする子役オーディションを開催。詳細は公式サイトで確認しよう。
末原拓⾺コメント
何年も、何⼗年も繰り返し語られ、思い出すことが⼼をあたためてくれる御守りになる場所を創りたいと考えました。僕らは今、愛と夢、そして痛みさえも抱きしめて⽣き抜くための、寓話世界を創ろうとしています。
「クレヨン王国の⼗⼆か⽉」は、まさしく世界に誇るべき⽇本のファンタジー作品です。
⽇本の四季折々の美しさが繊細に描かれ、溢れる⽣命への讃美が、忘れていた極彩⾊の感情を僕らの中に呼び起こしてくれる──そんな⼒を持った物語です。
台詞のない総合芸術・バレエという形だからこそ、みなさまの想像⼒が無限の翼を得ると信じ、どうにか舞台化できないかと奔⾛してきました。その想いが多くの素晴らしい仲間と結びつき、ついにこの公演が⽣まれます。
この世界は残酷で、けれど美しい。舞台を観たそのときに、あなたが世界の美しさにもう⼀度⽬を⾒張るための懐かしくて新しい「王国」が、どうかあなたの中にも芽吹きますように。
%play_4039_v1%©福永令三・三⽊由記⼦・講談社/バレエ『クレヨン王国の⼗⼆か⽉』製作委員会