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塚本晋也「街の小さな映画館」で茨城・あまや座紹介、名前の由来はスーパーマーケット

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「街の小さな映画館」ビジュアル

映画監督・塚本晋也がミニシアターの魅力を伝える動画企画「街の小さな映画館」の第34回 茨城・あまや座編がYouTubeで公開。また今回で「街の小さな映画館」はいったん最終回を迎えることになり、これまで紹介してきた劇場を振り返るフィナーレ動画も到着した。

2017年にオープンしたあまや座は、茨城県内唯一のミニシアター。閉店したスーパーマーケット「スーパーあまや」の駐車場に建ち、31席を擁する。埼玉・深谷出身で劇場支配人の大内靖は深谷シネマから劇場運営について学び、閉館した東京・ニュー八王子シネマから椅子を譲り受けたという。

動画では大内がオープンまでの経緯、劇場名や看板の裏話、地域活性化への思い、今後の目標を語った。また映画監督の山田洋次と大林宣彦による直筆の手紙、クラウドファンディング出資者の名が刻まれたたくさんの木札、シアター、映写室の様子が収められている。

塚本は「ミニシアターシリーズのトリはミニシアターの中でもとりわけ小さなミニシアター、あまや座を紹介します。スーパーあまやが閉店した後に構想された劇場で、初めはスーパーの中に作る予定だったそうです。さまざまな事情で外の駐車場に建てられたあまや座。全てが小さいけど、全てが丁寧に配慮されています。支配人の大内さんのキャラクターと共に暖かい気持ちになる街の小さな映画館です」とコメントした。

「街の小さな映画館」は、2015年公開の監督作「野火」で全国80館以上の劇場を行脚した塚本が、1館ずつ訪れ、その魅力を伝える企画。コロナ禍をきっかけに「未曾有の事態の中格闘していらっしゃるミニシアターにエールを送らせていただきたい」との思いから始められた。

このたび最終回を迎えたことについて塚本は「魅力的なミニシアターを紹介してきました。 毎年終戦記念日になると『野火』を上映してくださった映画館さんに感謝の気持ちを込めて動画を作らせてもらいました。ひとつとして同じ映画館がなく、ミニシアターの魅力をあらためて確認しました。映画の多様性を担ってくださるミニシアター、これからも元気でいてください! もちろんまだまだたくさんの魅力的なミニシアターがあります。 また機会を見つけて回らせてもらいたいと思います。 ご視聴ありがとうございました!」と思いを述べている。

※塚本晋也の塚は旧字体が正式表記