ドゥニ・ヴィルヌーヴが「007」新作映画の監督に就任「熱狂的なボンドファン」

「デューン 砂の惑星」シリーズで知られるドゥニ・ヴィルヌーヴが「007」の次回作の監督に就任したことがわかった。Amazon MGMスタジオがアメリカ現地時間6月25日に発表した。

ヴィルヌーヴは監督のほか、パートナーのタニア・ラポイントと一緒に製作総指揮も務める。ダニエル・クレイグに次いで新たにジェームズ・ボンドを演じるキャストは、不明のため続報を待とう。また、すでに発表されている通り、これまでシリーズを統括してきたバーバラ・ブロッコリとマイケル・G・ウィルソンに代わり、エイミー・パスカルとデヴィッド・ヘイマンがプロデューサーを務める。

ヴィルヌーヴは今回発表された声明の中で「私の映画鑑賞のもっとも古い記憶のいくつかは、007に関係しています。ショーン・コネリーの『007／ドクター・ノオ』以来、私は父と一緒にジェームズ・ボンド映画を観て育ちました。熱狂的なボンドファンであり、彼は私の中の神聖な領域にいます」とコメント。

さらに「その伝統を尊重し、来たるべき多くの新しいミッションのために道を開くつもりです。大きな責任であると同時に、私にとっては信じられないほどエキサイティングで、大きな名誉でもある。エイミーやデヴィッドとともに、彼を再びスクリーンに登場させることにとても興奮しています。Amazon MGMスタジオの信頼に感謝します」とつづっている。

プロデューサーのパスカルとヘイマン、Amazon MGMスタジオのマイク・ホプキンスによるコメントも以下の通り。

エイミー・パスカル、デヴィッド・ヘイマン コメント

ドゥニ・ヴィルヌーヴは小さい頃からジェームズ・ボンド映画が大好きだった。この映画を作ることは彼の夢であり、今は私たちの夢でもあります。この非凡な映画監督の手に委ねられて、私たちは幸運です。

マイク・ホプキンス（Prime Video、Amazon MGMスタジオ）コメント

ドゥニがジェームズ・ボンドの次の章を監督することに同意してくれたことを光栄に思います。彼は映画の巨匠であり、すべてはフィルモグラフィが物語っています。『ブレードランナー 2049』から『メッセージ』『デューン』まで、彼は魅力的な世界、ダイナミックな映像、複雑なキャラクター、そしてもっとも重要な没入感のあるストーリーテリングを提供してきました。ジェームズ・ボンドを今日もっとも偉大な映画製作者の手に委ねられ、私たちは007の次の冒険に取り掛かるのが待ちきれません。