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木村達成主演「狂人なおもて往生をとぐ」に岡本玲・酒井大成・橘花梨・伊勢志摩・堀部圭亮

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「狂人なおもて往生をとぐ ~昔、僕達は愛した~」出演者

木村達成が主演を務める「狂人なおもて往生をとぐ ~昔、僕達は愛した~」に、岡本玲、酒井大成、橘花梨、伊勢志摩、堀部圭亮が出演することが明らかになった。

「狂人なおもて往生をとぐ」は1969年に安部公房の推薦で、清水邦夫が俳優座公演のために書き下ろした戯曲。今回は演出を稲葉賀恵が手がける。舞台はピンクの照明が光る娼家。大学教授と名乗る初老の男・善一郎は、ここの女主人・はなの客である。そして青年・出は女主人のヒモで、ここから逃げようとしているが、彼女の優しさから逃れられずにいた。娼家には若い娼婦・愛子もいて、彼女の客である若い男・敬二もやって来る。やがて彼ら5人はまるでここが一つの家族であるかのようなゲームを始め……。

木村は出役を務め、岡本は愛子、酒井は敬二、橘は敬二の婚約者・めぐみを演じる。また伊勢ははな役、堀部は善一郎役にキャスティングされた。

公演は10月11日から18日まで東京・IMM THEATERにて。チケットの一般販売は8月24日10:00にスタートする。岡本、酒井、橘、伊勢、堀部からのコメントは以下の通り。

岡本玲コメント

久々に日本の戯曲に取り組みます。それも、清水邦夫の作品を稲葉賀恵さんの演出だなんて。わくわくが止まりません!

狂気をはらんだ言葉たちが、妖しくきらきらと手招きをしてくる。戯曲を読んでいると、現実に戻れなくなりそう……。いや、ぜひその深淵をのぞいてみたい。

信頼する稲葉さん、魅力的なキャストの皆さんとともに、さまざまな表現を試しながら、濃密な作品をお届けできたらと思います。劇場でお会いできるのを楽しみにしています。

酒井大成コメント

清水邦夫さんの歴史ある戯曲で、敬二を演じさせていただける事をとても嬉しく思います。台本を読ませていただく中で、単純な家族の話ではないと思いました。登場人物それぞれが必死に何かを求めてもがき、苦しんでいます。今の時代でも共感できる部分があると思うので、ぜひ足をお運びいただけたら嬉しいです。

素敵な時間をお届けできるよう、真摯に役と向き合っていければと思います。

橘花梨コメント

読めば読むほど、狂わしく美しい戯曲に心を奪われ、登場人物たちの底知れぬ狂気に圧倒されております。ですが、その狂気に臆することなく、共鳴し身体に秘め、抜かりなく「めぐみ」を愛し理解を深めたいです。

演出の稲葉さんをはじめ、素敵な座組のみなさまとのお稽古の日々が、今から待ち遠しくてたまりません。精いっぱいがんばります。

伊勢志摩コメント

1969年、この戯曲が書かれた年に私も生まれました。

近年、時代が猛スピードで変化していますが、不安に思うことも常です。常識が非常識に、また逆も然り。

この作品を演ることで、時代を超えた普遍が世の中には有るのだ、ということを実感したいです。

堀部圭亮コメント

稲葉さんの演出には、いつもハッとさせられます。

思いがけぬ角度から光を照らされる如く、こちらの想像を超えてきます。

我々は虚構の世界を演じますが、そこには必ず「真理」があります。

この「疑似家族」を通じて、どんな真理に辿り着けるのか?

そこに、どんな景色が広がっているのか?

稲葉さんに導かれながら、「狂人の旅」を楽しみたいと思います。

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