加藤拓也の新作「ここが海」橋本淳・黒木華・中田青渚が家族を演じる

加藤拓也が作・演出を手がける「ここが海」が、9月20日から10月12日まで東京・シアタートラムで上演される。

本作には橋本淳、黒木華、中田青渚が出演し、「性別を変更したい」と告げられた家族の物語が経ち上げられる。岳人（橋本）と友理（黒木）は共に仕事をしながら、2人の子である真琴（中田）を連れて日本各地のホテルやロッジなどを転々として暮らしていた。ホテルに長期滞在中のある日、友理の誕生日を祝うためにレストランを予約していた岳人は、友理から「性別を変更しようと思っている」と友理から告げられ……。

本作の初稿は2023年春に完成したが、その後もシスジェンダーとトランスジェンダーのメンバーが対話を重ね、台本のデベロップメントを行ったうえで上演される運びになったという。なお公演の公式サイトでは、加藤と映画文筆家の児玉美月、橋本と映画プロデューサーの谷生俊美、黒木と若林佑真による、それぞれ約8000字の対談を公開。対談では、非当事者である俳優が当事者を演じることについて、それぞれの立場からの解釈や考えが語られている。

チケットの一般販売は8月9日10:00にスタートする。