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「バッド・ジーニアス」タイ版の監督バズ・プーンピリヤからコメント映像到着

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ナタリー

「BAD GENIUS/バッド・ジーニアス」場面写真

映画「BAD GENIUS/バッド・ジーニアス」のリメイク元であるタイ映画「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」の監督バズ・プーンピリヤ(ナタウット・プーンピリヤ)から届いたメッセージ映像がYouTubeで公開された。

「BAD GENIUS/バッド・ジーニアス」では、貧しい家庭で育った天才少女リンが、世界を股にかける前代未聞のカンニング計画を企てる様子が描かれる。カリーナ・リャンが天才的頭脳を持つリンを演じ、ジャバリ・バンクス、ベネディクト・ウォンらも共演に名を連ねている。

バズ・プーンピリヤは映像内で「オリジナル版と同じくらい面白く、スリリングだと感じました。新たな解釈と視点を提供し、エキサイティングで興味深いものにしています」と感想を伝えた。なお本作ではキャラクター設定の変更により、アメリカにおける大学システムの問題と“自由の幻想”を暴くという新たな切り口が追加されている。監督を務めたJ・C・リーは「原作に負けないような作品にすると同時に、あの映画に対するオマージュになってほしいとも思いました。巧みな部分は変えずに、同時に異なる観客にアピールしたいとも思ったのです」と構想を告白する。

さらにリーは、同作に登場する若者の心理を「混沌とした世界に直面し、自分の将来には障壁があると感じて必死に生き残ろうとしています。うまく生きようと必死で、自分や自分が大切に思っている人たちをなんとか前進させたいと思っている」と解説し、「彼らの中に自分自身を見つけてほしいのです。彼らに共感したら、その行動の背後にある理由が理解できると思います」とアピールした。

なお本作を鑑賞した著名人からコメントも到着。映画ソムリエ・東紗友美、映画大好き芸人・あんこ、映画紹介人のジャガモンド斉藤ら7名による推薦文を後述している。

「BAD GENIUS/バッド・ジーニアス」は7月11日より東京・新宿バルト9ほか全国でロードショー。リーと、「ルース・エドガー」のジュリアス・オナーが脚本を執筆した。

東紗友美(映画ソムリエ)コメント

カンニングがこんなに青春なんて!
どんなアクションよりも手に汗握る、天才たちの頭脳戦!
友情も進路も社会も揺れ動く。
今までの学園モノとは異なる体感の知略エンタメは青春映画の新たな幕開けを約束する。
ペンひとつで未来と戦う彼女は、間違いなく新時代を切り開く勇者だ。

あんこ(映画大好き芸人)コメント

ペンと消しゴムだけでスパイ映画級の緊張感は心臓にバッド!
ハリウッドらしいラストも期待を裏切らない!
このリメイク…ジーニアス!!

ジャガモンド斉藤(映画紹介人)コメント

「オーシャンズ11」や「ミッション:インポッシブル」のような手に汗握るカンニング大作戦!…と思いきや、純朴な若者が罪の意識を感じ、悩み、自身を呵責する姿がなんともビターな青春物語。
オリジナル版にも引けを取らない“いきすぎた若気の至り映画"の傑作。

杉谷伸子(映画コラムニスト)コメント

このラスト、まさに現代のリアルでは!?
エンタメ度UPしつつ、アメリカ社会を映し出すハリウッド・リメイクの意味に納得!

向井彩野(ハーバード大学卒業 /「米英の名門大学48」著者)コメント

学校のテスト文化を覆しかねないリアリティー。理不尽な格差や移民問題にまで切り込んだのは、
アメリカのエリート社会のリアルを超えた“アンチテーゼ”だ。

森直人(映画評論家)コメント

タイ発の大傑作が移民女子の階級闘争へと見事に変換された。
この監督・脚本コンビの「ルース・エドガー」と併せて観れば、
彼らがアメリカンドリームの裏側を批評的に見つめているのがよく分かる。

よしひろまさみち(映画ライター)コメント

タイ版に心底惚れ込んだ方はもちろん、初見の方にもびっくり仰天。
サスペンス、青春、どんでん返し、全部盛り!

©Stewart Street LLC