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「こんばんは、朝山家です。」中村アン、夫役・小澤征悦への罵倒シーンは「毎日の快感」

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左から嶋田鉄太、小澤征悦、中村アン、渡邉心結

ドラマ「こんばんは、朝山家です。」の制作発表会見が本日7月2日に東京・日本生命浜松町コンベンションホールで行われ、キャストの中村アン、小澤征悦、さとうほなみ、小島健(Aぇ! group)、影山優佳、渡邉心結、嶋田鉄太、松尾諭、脚本・監督を担う足立紳、妻の足立晃子が登壇した。

本作は、足立紳が自身の連載日記「後ろ向きで進む」をベースに脚本を執筆したホームドラマ。国民的ドラマを手がける売れっ子脚本家でありながら、家事も子育てもないがしろにしてきた残念な夫・朝山賢太と、そんな賢太を気持ちいいほどの正論で罵倒する“キレる妻”・朝子が家族の難題を切り抜けていく姿が描かれる。中村が朝子、小澤が賢太を演じた。

中村は初めて脚本を読んだときのことを「本当に面白くて、チャレンジングだなと」と振り返り、「(自分は)罵倒できるのかな?と思っていたんですが、今は罵倒することが気持ちよく、毎日の快感になっております!」と打ち明けて笑いを誘う。小澤は自身の役に関して「決して賢太は自分のことを“残念”と思ってないんです。……というところが一番残念なところ(笑)」と述懐し、「セリフの掛け合いのテンポ感がこの作品の要なのかなと思って演じさせていただいています」と語った。

朝山家の長女・蝶子(ちょうこ)を演じる渡邉は、現場の雰囲気について「本当に家族みたいで、私は(中村と小澤を)ママとパパって呼んでいます。撮影以外の時間も仲良くしてくださるので、撮影にも緊張せずに臨めています」と笑顔で伝える。足立紳が手がけた「それでも俺は、妻としたい」にも出演した長男・晴太役の嶋田は「(朝山夫妻は)足立夫妻と本当に同じだしほぼ実話。だいたいのセリフ、実際に言ってるんで! とにかく実話です」と声を張った。

映画プロデューサー・則元桐子役のさとうは、「この会見の前に説明を受けたんですが、足立ご夫妻は晃子さんが(資料の)紙を持って、それを足立監督がのぞいているんです。晃子さんが『うるさい!』とか言っているのを生で見て、ドラマの朝山夫妻のまんま! 本物だ!と思いました」と報告する。売れない俳優・中野智明役の松尾は「『奥さんが怖すぎ』『夫もダメすぎるだろ』と思うかもしれないけど、世界中の夫婦やパパとママって、大なり小なりそうなんじゃないかなと。特にご結婚されている方が観たら共感してもらえると思います」とアピールした。

小嶋は、晴太が通う療育センターの職員・中川陸役で出演。大学時代、教育学部で初等教育を学んでいた彼は「仕事の兼ね合いで教育実習に行けず、免許はない状態なんですが、こうして教育に関する役ができたのは人生の中でもうれしいことですね」とほほえむ。晴太が通う小学校の担任・木本美樹に扮した影山は「晴太くんのうかがい知れない心の内を汲み取ろうと、新人の先生なりにがんばってみたり、でもそれがうまくいかなかったりという葛藤を通して、コミュニケーションの難しさと楽しさを教えてもらいました」と述べた。

本作の見どころについて、足立晃子は「中村さん演じる朝子は、愛らしくて一生懸命さがあって魅力的。朝子が賢太を愛しているかはわからないけど(笑)、朝子は愛すべき存在だと思います」と冗談を飛ばす。足立紳は「このドラマには殺人事件や不倫といった大きな事件はないのですが、人の生活をちゃんと描けているのではないかなと自分では思っています。画面の中の“人間”を見ていただければうれしいです」と語った。

「こんばんは、朝山家です。」は、7月6日より毎週日曜22時15分からABCテレビ、テレビ朝日系にて放送。演出は足立のほか小沼雄一、安村栄美が担当する。

こんばんは、朝山家です。

ABCテレビ・テレビ朝日系全国ネット 2025年7月6日(日)スタート 毎週日曜 22:15~
※放送終了後、TVerで見逃し配信あり