100mサニブラウン、柳田がまさかの予選落ち! 日本陸上選手権は波乱の幕開け!!
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前日会見に登壇したサニブラウン・アブデルハキーム
『東京2025世界陸上 日本代表選手選考競技会』を兼ねた『第109回日本陸上競技選手権大会』は初日の男子100m予選から波乱の幕開けとなった。予選6組に登場した柳田大輝がまさかの不正スタートで失格となると、先月末右股関節上部の骨挫傷の負傷しながら強行出場を決断したサニブラウン・アブデルハキームは10秒45で予選7組4着に終わった。優勝候補に挙げられたふたりが予選で姿を消したのだった。
今大会の即時代表内定はならなかったが、参加標準記録(10秒00)をクリアし、『東京2025世界陸上』出場の可能性を残すサニブラウンはすでに切り替えていた。
「痛みがあるが、できるだけのことはやって挑んだ。力が入らない部分があり、片足で走っているような感覚なので。こういうアクシデントがあるのもスポーツの一部。まだチャンスはあるので、決勝まで行こうが行かまいが、(『東京2025世界陸上』への)心構えしておくのがプロ。ここから一日一日大事にしていきたい」
スタートすることなく、レースを終えた柳田は涙を流しながら、後悔の言葉を絞り出した。
「何もない、何もしていないので、スタートすらしていないので……。これで勝てなかったら、もう100mを走らない方がいいのではという練習を積んできたので、どれだけ走れるかワクワクしていたし、いい感じでスタートに立ったが、それが裏目に出たのかなという感じ。100mを一歩も走れなかったので、こんなにワクワクした気持ちでスタート台に立つのは初めてだったので、どこか冷静さを欠いたのかも。すぐ明日から切り替えるのは難しいかもしれないが、徐々に次のレースに向かってやっていければ……」
本日20時25分にスタートする男子100m準決勝には予選2組で10秒18のトップタイムを叩き出した井上直紀、サニブラウンと同組で1位となった桐生祥秀らが進出。決勝は明日7月5日(土)迎える。
『第109回日本陸上競技選手権大会』は本日7月4日~6日(日)・国立競技場で開催。『日本選手権』の模様はNHK総合、NHK BSにて連日生中継。チケット発売中。
第109回日本陸上競技選手権大会兼東京2025世界陸上 日本代表選手選考競技会のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2558644
東京2025世界陸上競技選手権大会のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2453080&utm_source=pia&utm_medium=media1&utm_campaign=20250704
公式チケットインフォメーションサイト
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