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unrato「受取人不明」開幕、大河内直子「6人の俳優の競演が始まりました」

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unrato #13「受取人不明 ADDRESS UNKNOWN」Bチームより。(撮影:友澤綾乃)

unrato #13「受取人不明 ADDRESS UNKNOWN」が昨日7月4日に赤坂RED/THEATERにて開幕した。

「ADDRESS UNKNOWN」は、クレスマン・テイラー作の小説をもとに、フランク・ダンロップが脚色を手がけた、2004年初演作。アメリカで画廊を共同経営し、成功したマックスとマルティンだが、1932年、ドイツ人であるマルティンはミュンヘンに帰国。ユダヤ人のマックスはサンフランシスコに残ることになり、2人の手紙のやり取りが始まって……。

日本では2018・2019年にunratoにより上演された。今回は日本初演キャストとなるBチームの青柳尊哉・須賀貴匡に加え、Aチームの大石継太・天宮良、Cチームの水田航生・鯨井康介が名を連ねている。

開幕に際し、演出の大河内直子は「2025年版『受取人不明』開幕です。敬愛する6人の俳優の競演がはじまりました。激動の時代を生きたマックスとマルティンの言葉が鮮やかに蘇り、2人の書簡のやりとりが祈りとなってみなさまに届きますように。カンパニー一同、みなさまのご来場を心よりお待ちしています」とコメント。

またマックス役の青柳は「舞台上には二人しかいません。しかし、その向こうには沢山の素敵な仲間がいます。《僕らの創り出したその空間には、嘘のつけ入る隙がない》劇中のある台詞です。力強い愛情が、友情が、届きますように。そして、舞台上に残ったものが皆様の心に響き渡りますように。劇場でチーム一同お待ちしています」、マルティン役の須賀は「マルティンを演じる須賀貴匡です。ナチス政権の台頭という激動の時代の中、友情も失っていく男の苦悩を往復書簡を通して描きます。私自身、3度目の出演となる今回は、余計なものを削ぎ落とし、より丁寧に毎公演を演じたいと思います。様々な年代の3チームでお届けする今作。当然ですが、人が違えばまるで違う世界が立ち上がっています。1チームを観たら他の組合わせも気になるはず!何度も劇場に足を運んで頂けたら幸いです」と話す。

またマックス役の水田は「幕が開きました! あの時代に想いを馳せ、役者としてだけではなく、一人の人間としても学びや気付きが沢山あった稽古期間でした。過去から何を感じて、今を生き、そして未来へ進んでいけるのか。あの時代を生きた人を今日お客様の前で体現出来た事により、改めて感じました。Cチームは全9回! 自分の核の部分からの言葉を誠心誠意発し、マックスという役の力を借り、この作品を日々生きていきます。劇場でお待ちしております!」、マルティン役の鯨井は「舞台『受取人不明』の幕がいよいよ開きました。稽古場から、演出家の大河内さんを中心に、偉大な先輩たちの背中を追いながらも、最高の相棒・水田航生と共に悩み苦しみ、時に大爆笑をしながらこの作品の渦に飲み込まれておりました。二人芝居という濃密な時間。皆様とこの作品を共有することで、お互いの心に“何か”が生まれるのではないかと。そう願っています。千秋楽まで、コウキマックスと共に駆け抜けますので、是非劇場に足をお運びください。ご来場心よりお待ちしております」と語った。

公演は7月21日まで。

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