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「ハルビン」ヒョンビン、リリー・フランキーとの共演が刺激に「会うたび好きになる」

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ヒョンビン主演の韓国映画「ハルビン」が全国で公開中。このたび来日を果たしたヒョンビンのインタビューコメントが到着した。

本作は“祖国独立”という使命のために中国・ハルビンへ向かったアン・ジュングン(安重根)と同志たちによる歴史的事件を再解釈したサスペンス。「KCIA 南山の部長たち」のウ・ミンホが監督を務めた。

ヒョンビンは舞台挨拶を通じて日本のファンと交流したことを「意味のある作品とともに日本に来てご挨拶できて、意義深い時間でした」と振り返る。制作過程で印象的だったのは、ディテールにこだわるウ・ミンホとの作業だったという。撮影に入る前から「几帳面に1つひとつ、すべてのことをチェックしていく」監督だと言い、撮影現場でも仮編集した映像をチェックしながら、修正点や足りない部分を相談して作品に磨きをかけていった。「編集、ミキシング、劇場公開までずっと集中力を保つ姿を見て、多くの観客がウ・ミンホ監督の映画を好きな理由がわかりました」と監督への信頼を口にする。

アン・ジュングンを演じるにあたり、ウ・ミンホからは「史料に出てくる業績や事実よりも、彼が1人の人間として、どんな感情や考えを持っていたのか想像してほしい」という要望があった。ヒョンビンは「ほかのことはすべて脇に置き、監督の言葉を頭に置いて準備をし、撮影に臨みました」と述懐。アン・ジュングンの人物像については「自分の決定によって同志が犠牲になることもあり、その罪悪感や苦しみを抱えながらも、信念に従い一歩一歩を踏み出していく人物」だと受け止め、演じるにあたって「どうやったら観客の方々にこの感情をそのまま伝えられるか」と悩んだという。「今までの俳優生活の中で、もっとも真心を込めて打ち込んだ作品でした。それが正解だったかどうかわかりませんが、最善を尽くしました」と役への深い思いをにじませた。

また伊藤博文を演じたリリー・フランキーについては、もともとファンであり、「とても繊細で純粋な方。そして紳士的でした」と印象を伝える。演技に対しても「どうやったらあんなふうに、セリフや大きな動作がなくてもオーラを放てるのか。あれが経験というものかと、すごく刺激になりました」と称賛。「プライベートでも親しみやすく、会うたびにますます好きになります。今回のように、会ってすぐに殺すような役ではなく、また一緒に演技できる機会があればうれしいです」と期待を込めた。

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