和ろうそくができるまで、14の職人仕事に迫るドキュメンタリー「炎はつなぐ」予告編
映画
ニュース

映画「炎はつなぐ」場面写真
ドキュメンタリー映画「炎はつなぐ」の予告編がYouTubeで解禁。「うんこと死体の復権」で知られる探検家・関野吉晴の推薦コメントも到着した。
本作は自然の原料を使い、さまざまな職人の手を経て作られる和ろうそくに関するドキュメンタリー。映画「水になった村」「オキナワへいこう」を手がけた大西暢夫が、15年以上にわたって日本全国の職人たちの手仕事を取材した。最終的に1本の和ろうそくができるまでに携わる14の職人たちの仕事がまとめられている。
「うんこと死体の復権」ですべての生き物が循環の輪の中にいる野生の世界を捉えた関野。「炎はつなぐ」を「力作」と評価しつつ、「1本の和ろうそくを作るまでに、職人たちがそれぞれのパーツを作り、廃材すらも人々に再利用される様子を丹念に追っている。持続可能性で大切なのは循環だと分かっている大西監督を同志と思えるようになった」と語っている。
予告にはハゼの実からできる和ろうそくの製造過程の一部を収録。ハゼの実を収穫する“ちぎりこさん”、実からろうを絞り出す木蝋職人に加えて、ろうのカスを燃料にする藍染職人など、廃棄物を出さずに職人の仕事が循環していく様子が切り取られた。
「炎はつなぐ」は7月19日より東京・ポレポレ東中野ほか全国で順次ロードショー。
©2025 シグロ/大西暢夫