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ヒョンビン「なぜ僕に?」役への覚悟語る「ハルビン」特別映像、青木崇高らのコメントも

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「ハルビン」撮影現場にて、アン・ジュングン役のヒョンビン

全国で公開中のヒョンビン主演映画「ハルビン」より、キャストや監督のインタビューを収録したメイキング映像が到着。あわせて各界の著名人から寄せられたコメントも解禁された。

『ハルビン』は、1909年の中国・ハルビンを舞台に、“祖国独立”という使命を掲げる大韓義軍・安重根(アン・ジュングン)とその同志たちの姿を描く歴史サスペンス。アン・ジュングンを演じるヒョンビンをはじめ、パク・ジョンミン、チョ・ウジン、チョン・ヨビン、パク・フン、ユ・ジェミョン、イ・ドンウクらが集結。さらに伊藤博文役でリリー・フランキーが出演している。

YouTubeで公開された映像では、オファーを受けた際に「怖い」「なぜ僕に?」と戸惑いもあったと明かすヒョンビン。しかしこの機会を「大きな祝福」だと感じ、脚本を深く読み込んで役に向き合ったという。また監督のウ・ミンホは、本作で特に“同志たちの物語”を重要視したと説明する。リアリティを追求した戦闘シーンについては、イ・ドンウクが「残酷さを見せたかった」、パク・フンが「これこそが地獄だと思いました」と回想し、泥にまみれながら肉弾戦を繰り広げる過酷な撮影の裏側が語られている。

俳優の青木崇高は「まるで油絵のように映し出された光と影が、歴史的事件に関わる者たちの希望や苦悩、怒り、祈りなど、複雑な心情を丁寧に描いている」と本作を称賛。「金子差入店」の監督・古川豪は「一生をかけて、この映画を観た爪痕と向き合うことになるのだろう」と強い余韻をつづった。このほか、映画監督の井筒和幸、元衆議院議員の金子恵美、ライターの武田砂鉄、ジャーナリストの辺真一からもコメントが寄せられている。すべてのコメントは以下に記載した。

青木崇高(俳優)コメント

まるで油絵のように映し出された光と影が、
歴史的事件に関わる者たちの希望や苦悩、怒り、祈りなど、複雑な心情を丁寧に描いている。
極寒のロケーションや汽車のシーンも圧巻。

古川豪(監督「金子差入店」)コメント

戦争で英雄なんて生まれない。どこかの英雄は、どこかの悪党にしかなれないのだから。
ただ、彼の哀しみが、痛みが、高潔が問いかけてくる。お前なら、どんな選択をするのか?と。
一生をかけて、この映画を観た爪痕と向き合うことになるのだろう。
最期の時、アン・ジュングンの震える呼吸が忘れられない。

井筒和幸(映画監督)コメント

日本人は、安重根を知らねばならない。
韓国人は、伊藤博文を思い出さねばならない。
と、ボクもずっと思い続けてきた。
そんな執念の映画が初めて日本にも出現する。

金子恵美(元衆議院議員)コメント

建設的な日韓関係を築いていくためにも相手国がどのような歴史認識を持っているのかの本音を知ることができる作品。
抗日抗争に命を捧げた義士として 韓国では英雄視されている安重根。
一方で、日本では伊藤博文を殺害した者として認識されている同氏。
日韓両国が過去の歴史を乗り越えて、令和における真の友好関係を築くきっかけとしたい。

武田砂鉄(ライター)コメント

窮地に陥った人間は暴走する。歴史は暴走の蓄積だ。
なぜそうなってしまうのか。強烈に問う。
そして、私たちが生きる現代を不気味に照らしている。

辺真一(ジャーナリスト)コメント

宿命の関係にある伊藤博文と安重根を一体化させ、韓国の目線で描いた深みのある傑作品である。
歴史的評価は異なっても日韓の歴史が表裏の関係にあることを思い知らされる映画でもある。
2023年観客動員数1位の「ソウルの春」を手掛けた制作陣に米アカデミー賞受賞作品「パラサイト」の撮影者、
そして主演が「愛の不時着」のヒョンビンとはこれ以上の御馳走はない!

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