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「かたつむりのメモワール」日本の伝統技術“金継ぎ”の哲学が語られる本編映像

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「かたつむりのメモワール」ポスタービジュアル

アニメーション映画「かたつむりのメモワール」より、日本の伝統技術“金継ぎ”について語られるワンシーンを切り取った本編映像が解禁された。

本作の主人公・グレースは、幼少期に離ればなれになった双子の弟に会えない寂しさや、社会から置いてけぼりにされている感覚にさいなまれ、カタツムリのグッズで埋め尽くした部屋に閉じこもりがちになっている。そんな時、ケンという青年と出会い恋人関係になっていく。

ケンの趣味は“金継ぎ”で壊れた器を修繕すること。「魂と同じで物は修復できるし、ヒビは祝福される」と“金継ぎ”の哲学が紹介され、ケンはグレースのヒビを受け入れてその修復を手伝うと言う。初めてありのままの自分を受け入れてくれる男性が現れたことにグレースは喜び、心を開いていくのだった。

“金継ぎ”を物語に取り入れたことについて、監督を務めたアダム・エリオットは「私は映画を通して、“人間の不完全さ”について深く探求しています。自分の欠点や、そしてなぜ人は欠点を必死に直そうとしてしまうのかについて、とても興味を持っています。金継ぎの哲学は、テーマである不完全さを讃えるということそのものです」と語っている。

第97回アカデミー賞の長編アニメーション賞にノミネートされた「かたつむりのメモワール」は、東京・TOHOシネマズ シャンテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で公開中。

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