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戦後80年に送る「海と日傘」開幕、大野拓朗「生きることのかけがえなさが滲む作品」

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R Plays Campany「海と日傘」より。

R Plays Campany「海と日傘」が、本日7月9日に東京・すみだパークシアター倉で開幕した。

俳優の佐藤玲が立ち上げたR Plays Campanyは、演劇公演のプロデュースやワークショップの開催などを行う制作会社。今回は、松田正隆の第40回岸田國士戯曲賞受賞作「海と日傘」が、佐藤と2度目のタッグを組む桐山知也の演出で立ち上げられる。劇中で描かれるのは、長崎の夏、余命3カ月を宣告された妻と、作家の夫を軸にした物語。夫・佐伯洋二役を大野拓朗、妻・佐伯直子役を南沢奈央が演じるほか、斉藤淳、阿南敦子、小川ゲン、松田佳央理、片山幸人、佐藤が出演する。

開幕に際し、大野は「カンパニー全員で心を込めて紡いできた『海と日傘』。いよいよ初日を迎えます。静かな会話や沈黙の中に、人と人との思いやりや、生きることのかけがえなさが滲む作品です。劇場でお待ちしています」と述べ、南沢は「良い緊張感の中で初日となりました。観ていただける嬉しさと同時に、まだまだこれから、と気が引き締まる思いもあります。わたし自身、演じるたびに発見がある作品なので、観客のみなさんにも同様のことがあるはず。ぜひとも多くの方に、出来れば何度か! 観ていただきたいです!!」とコメント。

桐山は「暑いですね。戦後80年、今年の夏も暑くなりそうです。さて、初日です。これまでの丁寧な作業の結果を観客の皆さんと共有できるのが嬉しいです。いつも、皆さんの想像力という最後のピースが嵌ることで、作品は完成すると思っているのですが、今回の『海と日傘』は殊更にそう思います。最後のピースを嵌めに、是非劇場にお越し下さい」と語る。

佐藤は「舞台『海と日傘』、ついに、初日です。“今年の夏”に観ていただきたい作品として丁寧につくり上げてきた本作ですが、とうとうご来場いただきますお客様と共に、完成の時を迎えます。ぜひ劇場にお越しいただき、本作の魅力や舞台空間の美しさ、そして演劇体験そのものを堪能していただけますと幸いです。ご来場、心よりお待ちしております」と呼びかけた。

上演時間は約1時間40分。公演は7月21日まで。なお一部公演では、アフタートークやステージツアーが実施される。

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