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セウォル号沈没事故を題材にした韓国映画「君と私」公開、2人の少女の恋模様を描く

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「君と私」ティザーポスター

ドラマ「D.P.-脱走兵捜査官-」などに出演し、名バイプレイヤーとして活躍する俳優チョ・ヒョンチョルの長編監督デビュー作「너와 나(英題:The Dream Songs)」が、パルコ配給のもと「君と私」の邦題で11月14日より東京・WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)ほか全国にて順次公開される。

2014年4月に韓国で発生したセウォル号沈没事故を題材とする本作では、済州島行きの修学旅行を明日に控えた2人の女子高校生セミとハウンが過ごす1日が描かれる。当時セウォル号には、修学旅行中の生徒と引率の教員を含む計476人が乗船しており、299人が死亡、5人が行方不明となった。

「スウィング・キッズ」のパク・ヘスがセミを演じ、セミが思いを寄せるハウン役には「あしたの少女」で知られるキム・シウンが選ばれた。オ・ウリ、キル・へヨン、パク・ジョンミンも出演する。撮影はドキュメンタリーや広告映像、MVなどを制作する新進気鋭の映像作家DQMが担い、音楽は4人組バンド・HYUKOHのOHHYUK(オヒョク)が手がけた。

約7年の歳月をかけて本作を完成させたチョ・ヒョンチョルは「2016年に、個人的な出来事を経験する中で、『死を目前にしたある学生の物語』がふと頭に浮かび上がりました。当時はまだ、具体的な形もビジョンもありませんでしたが、『どうしても語らなければならない物語』として、自然と心の中に定着していきました。その後、何かに突き動かされるように脚本を磨き続け、撮影中も協議を重ねながら修正を加えていき、初期から変わらなかった部分もあれば、時間とともに構想が変化した部分もありました」と語っている。

YouTubeでは特報が公開中。なお本作は、第45回青龍映画賞にて最優秀脚本賞と新人監督賞の2部門を受賞した。

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