尾上右近の自主公演「研の會」開幕、「この時間は自分にとってかけがいのないもの」
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尾上右近 自主公演 第9回「研の會」より。(撮影:田口真佐美)
尾上右近 自主公演 第9回「研の會」が、昨日7月11日に大阪・国立文楽劇場で開幕した。
「研の會」は、尾上右近が自らプロデュースする公演。9回目の開催となる今回は、同級生でもある中村種之助と共に、「盲目の弟」と、舞踊「弥生の花浅草祭」に挑む。「盲目の弟」では、ふとした弾みで弟の目をケガさせてしまう兄の角蔵役を右近、弟の準吉役を種之助が演じるほか、女中・お琴役で春本由香、通りすがりのインバネスを着た客役で中村亀鶴が出演。さらに幼少期の兄弟の声を、尾上眞秀と坂東亀三郎が担当する。また、右近と種之助が計8役を踊る「弥生の花浅草祭」では、右近が武内宿禰、悪玉、国侍、獅子の精、種之助が神功皇后、善玉、通人、獅子の精を担う。
開幕に際し、右近は「第九回『研の會』。お陰様で無事に大阪にて初日を迎えました。自分のやりたいもの、お客様に観ていただきたいもの、自主公演だからこそ挑戦できるもの。主催をする醍醐味とその難しさを噛み締めながら過ごすこの時間が、自分にとってはかけがいのないものです」と語った。
公演は本日7月12日まで大阪で行われたあと、15・16日に東京・浅草公会堂でも実施される。
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