「カードキャプターさくら」丹下桜が“大好き”披露、くまいもとこはアフレコ秘話明かす
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「カードキャプターさくら 封印されたカード」公開25周年記念舞台挨拶の様子。左から丹下桜、くまいもとこ
劇場版「カードキャプターさくら 封印されたカード」の公開25周年記念舞台挨拶が本日7月12日に東京・新宿ピカデリーで行われ、声のキャストである丹下桜、くまいもとこが登壇した。
CLAMP原作の「カードキャプターさくら 封印されたカード」は、主人公・木之本桜(さくら)たちの夏休みを描く劇場版アニメ第2弾。劇中では、最強のクロウカードを前にカードキャプターさくらのバトルが始まる。丹下がさくら、くまいが李小狼に声を当てた。
丹下は「去年は『こにゃにゃちわー!』とケロちゃんことケルベロスの久川綾さんと登壇させていただきましたが、今回は小狼くん役のくまちゃん(くまい)と一緒です」とほほえむ。くまいは「25年の中で1人の子がおぎゃっと生まれて、下手したら結婚して子供もいる年齢になっていると思うと……。今日も親子でいらっしゃっている方もいて、感慨深いですね」と明かした。
くまいは、MCからお気に入りのシーンを尋ねられると「一番はもうね、皆さんが想像しているシーンです(笑)。映画のラストで小狼が『待ってればもとに戻るから!』と言ったらさくらがびゃーんと飛んで……。そのあとのセリフをどうぞ!」と丹下に無茶ぶり。丹下は恥ずかしそうにさくらの声で「やだ! 大好き!」と披露し、観客を沸かせた。くまいは「ごちそうさまでした」とご満悦な様子だった。
また、くまいは「ホープ(THE HOPE)のカードがしゃべるシーンは、無(THE NOTHING)のカードを演じた坂本真綾ちゃんと(さくら役の)桜ちゃんの2人の声を重ねているんです。『泣かないで、大丈夫よ』って」とアフレコ秘話を明かす。丹下はこのことを知らなかったようで「ほええええ」「皆さん気付きました?」と驚いていた。
イベントでは、本作の監督を務めた浅香守生からメッセージも到着。浅香は「今みると古く見えてしまう映像もあるかと思いますが、初めてご覧になる方も久しぶりの方も、25年経ってなお劇場に来てくださる皆様に感謝を込めて、どうかこの思い出深い作品を存分に楽しんでください」とつづる。MCが代読した全文は以下の通り。
最後に丹下が「この映画を観た感想を皆さんに一言お聞きしてもいいですか?」と問いかけると、観客からは「大好き!」「かわいい」と声が上がり、丹下は「私も大好き! ありがとうございました」と感謝。くまいは「この温かい作品をこれからも末長く愛していただけたら」と呼びかけた。
「カードキャプターさくら 封印されたカード」の再上映は全国で実施中。短編アニメ「ケロちゃんにおまかせ!」が併映される。
浅香守生 メッセージ
「劇場版さくら 封印されたカード」公開25周年リバイバル上映にご来場くださいましてありがとうございます。
今作は劇場版2作目にして、TVシリーズの続きのお話として制作されました。
お話は続きなのですが、作業はTV最終回と同時進行だったので大変だった記憶があります。
今回の舞台は都内数カ所の遊園地をロケハンしています。
高所恐怖症の私は何度も観覧車に乗せられ、アニメ制作の過酷さを痛感しました(T_T)
ミラーハウスのシーンでは、ミニチュアを作り、その中でフィギュアを移動させて作画の参考にしたりしています(^_^)♪
今みると古く見えてしまう映像もあるかと思いますが、初めてご覧になる方も久しぶりの方も、
25年経ってなお劇場に来てくださる皆様に感謝を込めて、どうかこの思い出深い作品を存分に楽しんでください。
浅香
©CLAMP・ST・講談社/劇場版カードキャプターさくら 封印されたカード製作委員会 ©CLAMP・ST・講談社/劇場版ケロちゃんにおまかせ!製作委員会