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チェーホフ「かもめ」に挑む女優が喪失と向き合う、余園園の新作「夫の部屋」予告公開

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「夫の部屋」ポスタービジュアル

アントン・チェーホフの戯曲「かもめ」に乗せて喪失と再生を描く映画「夫の部屋」の予告編がYouTubeで公開された。

本作の主人公は、夫と死別した舞台女優・里見春。心に傷を抱えながらも「かもめ」の公演に挑む中、夫の秘密が明らかになったことで演技に支障をきたし、さらに夫の愛人を名乗る女が現れる。

劇団・青年団に所属する永山由里恵が春を演じ、亡き夫をめぐるもう1人の登場人物・望月ひかり役で「ダブル・ライフ」の菊地敦子が出演。梅田誠弘、遠山悠介、青山卓矢、烏森まどもキャストに名を連ねる。監督の余園園(ヨ・エンエン)は中国の北京電影学院を卒業後、日本に留学し、2022年に「ダブル・ライフ」で長編デビューを飾った。

予告編は春が発する「かもめ」のセリフで幕を開け、夫とともに新居へ引っ越してきた当時の記憶と喪失感が交錯していく。そしてモノローグに乗せて舞台と現実世界が交互に映し出され、「前よりももっと強く……愛してるわ」という春の印象的な一言で締めくくられる。

「夫の部屋」は8月1日より東京・アップリンク吉祥寺でロードショー。

©︎ENEN FILMS