PARCO劇場で公演映像の8K上映会スタート、三谷幸喜「この企画をずっと続けてほしい」
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「蒙古が襲来」上映後のアフタートークより、三谷幸喜(左)と吉田羊。(撮影:細野晋司)
「PARCO デジタル・アーカイブ・シアター 2025」が昨日7月12日に東京・PARCO劇場でスタートした。
本イベントでは、8Kかつカット割りなしのロングショットで撮影された、パルコ・プロデュース公演の映像を大スクリーンで鑑賞できる。初回で上映されたのは、三谷幸喜が主宰する東京サンシャインボーイズの復活公演「蒙古が襲来」。上映終了後に行われたアフタートークには、三谷と吉田羊が登壇し、公演中のエピソードほかを語った。
今回の上映会について、三谷は「演劇体験の新しい形になるような気がしたので、この企画をずっと続けてほしい。これに負けないよう、生の芝居の方がいいと思ってもらえるように切磋琢磨していきたいと思います」、吉田は「本公演をご覧になれなかった、チケットを取れなかった方もまるで舞台を見ているような感覚になれるので画期的だと思いました」とコメントした。「蒙古が襲来」のほかの上映作品には、「笑の大学」「桜の園」「リア王」「オーランド」が並んでいる。
同イベントの開催期間後、引き続きPARCO劇場では、EPADアーカイブに収蔵された公演映像の上映企画「EPAD Re LIVE THEATER in PARCO~時を超える舞台映像の世界~」が実施される。こちらの上映作品には、舞台タメ劇 vol.1「タイムカプセル Bye Bye Days」、ケムリ研究室 no.3「眠くなっちゃった」、蜷川幸雄七回忌追悼公演「ムサシ」、東京芸術劇場「気づかいルーシー」、イキウメ「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」、こまつ座 「母と暮せば」がラインナップされている。さらに、PARCO&EPAD特別上映企画では、ピーター・ブルックの生誕100周年を記念し、世界初となる「マハーバーラタ 8K 修復版」の上映が行われる。
「PARCO デジタル・アーカイブ・シアター 2025」は7月21日まで、「EPAD Re LIVE THEATER in PARCO~時を超える舞台映像の世界~」は23日から27日まで、「マハーバーラタ 8K 修復版」の上映は25日に開催される。アフタートーク付き上映回は公式サイトで確認しよう。
「PARCO デジタル・アーカイブ・シアター 2025」
2025年7月12日(土)~21日(月・祝)
東京都 PARCO劇場
「蒙古が襲来」
作・演出:三谷幸喜
出演:相島一之、阿南健治、伊藤俊人、小原雅人、梶原善、甲本雅裕、小林隆、近藤芳正、谷川清美、西田薫、西村まさ彦、野仲イサオ、宮地雅子、吉田羊
「笑の大学」
作・演出:三谷幸喜
出演:内野聖陽、瀬戸康史
「桜の園」
作:アントン・チェーホフ
英語版台本:サイモン・スティーヴンス
翻訳:広田敦郎
演出:ショーン・ホームズ
出演:原田美枝子、八嶋智人、成河、安藤玉恵、川島海荷、前原滉、川上友里、竪山隼太、天野はな、市川しんぺー / 松尾貴史、村井國夫
「リア王」
作:ウィリアム・シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:ショーン・ホームズ
出演:段田安則、小池徹平、上白石萌歌、江口のりこ、田畑智子、玉置玲央、入野自由、前原滉、盛隆二、平田敦子 / 高橋克実、浅野和之
「オーランド」
原作:ヴァージニア・ウルフ
翻案:岩切正一郎
演出:栗山民也
出演:宮沢りえ、ウエンツ瑛士、河内大和、谷田歩、山崎一
生演奏:越川歩
「EPAD Re LIVE THEATER in PARCO~時を超える舞台映像の世界~」
2025年7月23日(水)~27日(日)
東京都 PARCO劇場
舞台タメ劇 vol.1「タイムカプセル Bye Bye Days」
2025年7月23日(水)18:45~
ケムリ研究室 no.3「眠くなっちゃった」
2025年7月24日(木)18:00~
【ユニバーサル上映】蜷川幸雄七回忌追悼公演「ムサシ」
2025年7月26日(土)12:00~
【ユニバーサル上映】東京芸術劇場「気づかいルーシー」(2022)
2025年7月26日(土)18:00~
イキウメ「奇ッ怪 小泉八雲から聞いた話」
2025年7月27日(日)14:00~
こまつ座「母と暮せば」
2025年7月27日(日)18:30~
PARCO&EPAD 特別上映企画 ピーター・ブルック生誕100周年記念 ピーター・ブルックの「マハーバーラタ 8K 修復版」
2025年7月25日(金)
東京都 PARCO劇場
演出:ピーター・ブルック
脚本:ピーター・ブルック、ジャン=クロード・カリエール、マリー=エレーヌ・エティエンヌ
出演:ピーター・ブルック・カンパニー