BTS・JIN、ファンコンサートツアー『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR in JAPAN』幕張・大阪4公演に13万人が集結 BTSメドレーに歓喜の涙が溢れた大阪公演をレポート
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JIN『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR in JAPAN』 (P)&(C)BIGHIT MUSIC
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すべて見るText:松木美歩
BTSのJINが、ファンコンサートツアー『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR in JAPAN』を開催。7月5日・6日に千葉・幕張メッセ国際展示場展示ホール4-6、7月12日・13日には京セラドーム大阪の全4公演が行われ、計13万人を動員した。
京セラドーム大阪では、開演前から場内に流れる曲に合わせて会場全体がペンライトで揺れ、すでにすごい盛り上がり。オンライン視聴で100万人以上が見守る中、JINがステージに姿を現すと割れんばかりの声援が響き渡る。ゆっくりと花道を歩きながらステージの先端までくると、大声援を噛み締めながら片手をあげ、スイッチの合図とともに「Running Wild」でライブをスタートさせた。キラキラと光る上下揃いの衣装とARMY(BTSファンネーム)が揺らすペンライトが融合し、1stソロ・アルバム『Happy』のタイトル曲でもあるこの曲で軽快にリズムを取り、アルバムでも2曲目に収録されている「I'll Be There」へ。序盤から会場との一体感を高めていく。

JINの本名「キム・ソクジン!! キム・ソクジン!!」というコールが響く中、「心の準備、体の準備をする時間をあげます」とARMYとの呼吸を合わせていき、「With the Clouds」、ONE OK ROCKのTakaをフィーチャーした楽曲「Falling (feat. Taka)」を伸びやかに歌い上げる。「大阪おひさしぶりです。会えてうれしいです!」と流暢な日本語で挨拶していき、「今日は今までのどんな挑戦よりもワクワク、ドキドキしています。ARMYも準備できてますか?」との掛け声とともに、「大阪、バーン!!」とJINが銃で撃つ構えをすると、見事に崩れ落ちていくARMYの姿がビジョンに映る。さすが大阪、551のCMで鍛えられているだけあってノリが最高だ。京セラドーム大阪という大きな会場でも客席との距離感が近くて、「すごいですね〜」と無邪気に笑うJINがまた愛くるしかった。「Don't Say You Love Me」ではステージをゆっくり歩きながらARMYに語りかけるように歌唱し、時折カメラに目線を向けるとその度に大きな歓声が上がる。
「『#RUNSEOKJIN』では毎回ゲストが来てくれました。今回のゲストは大阪ARMYのみなさんです」と、ARMYとの交流を図るべくゲームコーナー「テレパシーゲーム 伝われARMY」に突入。会場全体でお題をジェスチャーでJINに伝えるというシンプルなルールだ。「テニス」「クライミング」といったお題をドーム全員がジェスチャーで表現するというなんとも和やかな空間の中、正解数で次の衣装を決めることができるのがARMYへのご褒美。2問正解で制服の衣装に決定。90秒の着替えタイムではARMY同士が挨拶をしながら過ごすというこれまた和やかな空気がドームを包み込む。

制服姿に着替えたJINを大きな歓声で迎え、照れながらも「この格好でみなさんに聴かせたい曲があります。みなさんも全力で歌ってほしい歌です」と披露したのは「Super Tuna」。ステージにド派手な火柱の特殊効果が放たれる中、ARMYとのコール&レスポンスを楽しみながら全身で歌う姿が印象的だ。 ステージに用意されたルーレットで次の曲を選び、おもわず笑ってしまったカラオケ映像に合わせてARMYが歌う空間はなんとも斬新。かと思えば、これも挑戦と自らピアノを弾きながらの「I will come to you」「Abyss」では空気を一変し、繊細な歌声に心を傾けた。

「僕が日本語で話すとみなさんが韓国語で答えてますよね」とJINが話していたように、時間を重ねるごとにARMYとの距離感がどんどん縮まっていく。「ARMYのために久しぶりにロックサウンドを歌ってみました」と披露した、「Background」「Another Level」。そして、なにを歌っているかを当てるもうひとつのミッションを挟みながら、曲は「Loser (feat. YENA)」「Rope It」と進んでいき、BTSメドレー(「Dynamite」+「Butter」+「Mikrokosmos」+「Spring Day」) へ。想いが溢れ出したかのように涙しながら熱唱するARMY。JINは、「ARMYと一緒のBTSメドレー、幸せでした。メンバーがいなくてうまく歌えるか心配だったけど、ARMYが一緒に歌ってくれたから完成しました。本当にありがとうございます」そして、「こんなにたくさん愛されていることを目の前で感じることができて、どうやってみなさんに恩返しをすればいいのか、感謝の気持ちを伝えればいいのかと考えます」と語り、「感謝を伝えるために、一生懸命、最善を尽くして頑張ります。ARMYがすべてです」と思いを綴った。
バンドメンバーのロックサウンドとJINの繊細で温かみ溢れる歌声、時々笑い、時々涙。感情が溢れかえった最高の約2時間は幕を閉じた。

7月12日大阪公演は全国の映画館でライブビューイングが行われ、13日にはGlobal Superfan Platform「Weverse」でのオンライン配信も実施。会場外でも多くのARMYがJINとの特別な時間を共有した。さらに、スポーツ紙5紙が2日間にわたってJINを一面に掲載する特別紙面を販売し、日本におけるJINの圧倒的な人気と注目度を示した。なお、スポーツ紙5紙が両日にわたり特別紙面を展開するのは、韓国のソロアーティストとして初めてだ。
『#RUNSEOKJIN_EP.TOUR』はこのあと、アメリカ(アナハイム・ダラス・タンパ・ニューアーク)、イギリス・ロンドン、オランダ・アムステルダムと続き、計9都市18公演を予定している。世界中のARMYとの旅は、まだまだ続く。
【関連リンク】
BTS 公式ホームページ
https://bts-official.jp
BTS ユニバーサルミュージック公式ページ
https://www.universal-music.co.jp/bts/
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