監督の実体験をもとにした中編「隣のサンズイ」池袋シネマ・ロサで公開、男女3人の物語
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「隣のサンズイ」本ビジュアル
監督・主演を務める道川内蒼の実体験をもとにした中編映画「隣のサンズイ」が、9月13日から26日にかけて東京の池袋シネマ・ロサで公開される。
本作は幼なじみの流と涼、流の恋人・菜奈の関係を描く物語。就活に追われ社会に出ていく流と涼を、道川内と小原澤遼典がそれぞれ演じ、菜奈役で大畑優衣が参加した。道川内、小原澤、大畑を中心にして撮影・宣伝・配給まですべてを自主制作チームで行っている。
YouTubeで公開された本予告には、流と涼が浜辺で語らう様子、涙を流す菜奈が流と抱き合うシーンが捉えられている。また、このたびアザービジュアルが一挙到着した。劇場公開に向けたクラウドファンディングがMotionGallery(モーションギャラリー)にて7月28日まで実施中。
道川内はMotionGalleryで「なぜこの作品を、初監督・主演として作ったのか。それは、──『最も特別な友人に伝えたいことがある』という想いがあったからです。振り返ってみると、彼と出会ったことこそが、この作品が生まれた最大の理由なのだと今は感じています。正直に自分のなかの想いに目を向けるきっかけとなったのは、撮影を担当した池田啓将の言葉でした。 『蒼の心に一番残っているもの、何?』 その言葉に対して、嘘はつけませんでした。 適当に返していたらこの作品は始まらなかったかもしれません」とコメントしている。
道川内蒼 MotionGalleryページ内コメント
「隣のサンズイ」監督の道川内蒼です。
このページをご覧いただき、誠にありがとうございます。
私はこれまで俳優として活動してきましたが、今回、初めて監督を務め、映画を作りました。
それが本作『隣のサンズイ』という作品です。本作は、私自身の自伝的一編です。
なぜこの作品を、初監督・主演として作ったのか。それは、
──「最も特別な友人に伝えたいことがある」
という想いがあったからです。振り返ってみると、彼と出会ったことこそが、この作品が生まれた最大の理由なのだと今は感じています。
正直に自分のなかの想いに目を向けるきっかけとなったのは、撮影を担当した池田啓将の言葉でした。
「蒼の心に一番残っているもの、何?」
その言葉に対して、嘘はつけませんでした。 適当に返していたらこの作品は始まらなかったかもしれません。
その日のうちに、小原澤遼典(涼役)、大畑優衣(菜奈役)に連絡を取りました。 そこから多くの紆余曲折を経て、『隣のサンズイ』を撮ることを決意し、撮影が始まり、多くの方々のご尽力の末に完成し、映画祭で上映の機会を得ることができました!
・ はままつ映画祭2023 大賞!
・第8回杉並ヒーロー映画祭 観客賞!
・第22回中之島映画祭 優秀賞 !
・第22回うえだ城下町映画祭 ノミネート!
そしてこのたび、ついに「隣のサンズイ」劇場公開という節目を迎えることができました!
「カメラを止めるな!」「侍タイムスリッパー」など、数多くの話題作の始まりとされ、インディーズ映画の聖地とも呼ばれる 池袋シネマ・ロサという場所で上映いただけることは、身の引き締まる想いと共にこの上ない悦びです。
実績もなければ予算もない、この作品がどんな道を辿るかも分からない。
「隣のサンズイ」はそんな状況の中、集まってくださった一人一人の行動と想いの先に作られた映画です。この場を借りて、関わってくださったすべての方に改めて心から感謝いたします。
そして、各地での上映を通して実感したのは、「観てもらって初めて、映画は完成するのだ」ということでした。
より多くの方に本作を届けたいという一心から、このたびクラウドファンディングを行うことを決めました!
皆様のご協力を何卒よろしくお願いいたします!