劇団民藝の稽古場公演、アーサー・ミラー「記憶の危うさについて」を日本初演
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劇団民藝 KEIKOBA公演「記憶の危うさについて」チラシ表
劇団民藝 KEIKOBA公演「記憶の危うさについて」が、7月27日から8月7日まで神奈川・劇団民藝稽古場で上演される。
「記憶の危うさについて」はアーサー・ミラーが晩年に発表した、“記憶”をキーワードとする1幕劇2作品で構成された作品。日本初演となる今回は、翻訳を丹野郁弓、演出を小笠原響が担当する。
小杉勇二、日色ともゑが出演する第1部「だって何も思い出せない」は、年老いた未亡人レオノーラと、夫の親友だったレオの物語。レオノーラはレオの家を毎日のように訪ねるが、ライフスタイルも政治的信条も違う2人はぶつかり合うばかりだが、ほかに頼る人もおらず……。
また第2部「クラーラ」には横島亘、吉岡扶敏、小守航平、金井由妃が出演。娘のクラーラが殺害され、父親のクロールは刑事ファインに事情を聞かれている。娘の死の謎は解けないが、刑事の追及を受けるうちに忘れ去った出来事が不意によみがえる。
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