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推しを見つければ、東京2025世界陸上がより身近に! 圧倒的な実力で陸上の魅力を伝える超人BIG7を見よ!!

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アーマンド・デュプランティス 写真:ロイター/アフロ

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『東京2025世界陸上競技選手権大会』開幕までいよいよ2か月を切った。推しを作れば、大会はより身近になるということで、「超人BIG7」をフィーチャーしてみたい。世界陸連(WA)のオフィシャルパートナーで1997年アテネ大会より中継を担っているTBSではそれぞれの種目で圧倒的な実力を誇る世界最高峰の7人を選定。『世界陸上』の魅力を体現する存在として、各大会のアイコンとして超人BIG7をピックアップしてきた。

ちなみに超人BIG7は2011年大邱大会からスタート。栄えある第1回には100m、200m、4×100mリレーのウサイン・ボルト(ジャマイカ)や棒高跳のエレーナ・イシンバエワ(ロシア)、ハンマー投の室伏広治らが選出された。

では『東京2025世界陸上』の超人BIG7は誰か? まず紹介したいのは国立競技場で世界新記録樹立が期待される棒高跳のアーマンド・デュプランティス(スウェーデン)である。彼が“鳥人”セルゲイ・ブブカの持つ世界記録6m15を更新したのは2020年、20歳の時である。『世界陸上』も『オリンピック』でも連覇を果たし、現代陸上界の頂点に立つジャンパーはまだ25歳。6月15日、陸上の世界最高峰シリーズ『ダイヤモンドリーグ(DL)』第7戦・ストックホルム大会にて見事6m28をクリア。自身12回目の世界記録更新を成し遂げたのだ。進化し続けるデュプランティスは「6m30まであと数cm。技術面、体力面、すべてにおいて、実現までそう遠くはないと思う」とキッパリ。

ノア・ライルズ 写真:ロイター/アフロ

続いて紹介したいのが100m、200m、4×100mリレーでの『世界陸上』2大会連続3冠を目指すノア・ライルズ(アメリカ)である。戦線離脱中の今季前半戦、『パリ2024五輪』100mでライルズと同じ9秒79ながら、わずか0秒005及ばず銀メダルに甘んじたキシェーン・トンプソン(ジャマイカ)が6月27日『ジャマイカ選手権』にて9秒75の今季最高タイムを叩き出すと、ライルズも復帰レースでいきなり好タイムを披露。7月11日『DL』第10戦でライルズが200m19秒88で優勝。好スタートを切った『パリ五輪』200m金メダルのレツィレ・テボゴ(ボツワナ)を140mで逆転、直線で突き離した。レース前に観客を煽るパフォーマンスや歓喜のかめはめ波ポーズなど、そのパフォーマンスでも人気を博しているライルズが国立でも主役の座を射止める!?

3強による熾烈な争いが繰り広げられているのが、400mハードルだ。『パリ五輪』金メダリストのライ・ベンジャミン(アメリカ)、『オレゴン2022世界陸上』金メダルのアリソン・ドス・サントス(ブラジル)とともに400mハードルの歴史を塗り替えるような超高速レースを展開する『東京五輪』金メダリストで『世界陸上』V3、世界記録ホルダーでもあるカルステン・ワーホルム(ノルウェー)が超人BIG7に名を連ねる。今季初めて3強が揃い踏みした『DL』第6戦・300mハードルではワーホルムが地元オスロで32秒67の世界新で優勝。ベンジャミンは自己ベストとなる33秒22で2位、ドス・サントスは33秒88で3位に続いた。3日後の『DL』第7戦でも3人は400mハードルに揃って出場。この時はベンジャミンが46秒54の今季世界最高で優勝、ドス・サントスが46秒68で2位、終盤に失速したワルホルムは47秒41の3位に終わった。果たして、ワーホルムが再び国立で世界新を樹立するのか、ベンジャミンが『世界陸上』初制覇するのか、ドス・サントスが2度目の『世界陸上』金メダルを手にするのか。誰が勝つかわからないほどハイレベルな400mハードルは注目を集める。

女子400mハードルではシドニー・マクローフリン(アメリカ)の存在が際立つ。2021年の『東京2020五輪』、『オレゴン2022世界陸上』、昨年の『パリ2024五輪』の大舞台で400mハードルと4×400mリレーで金メダルを獲得してきたマクローフリン。特筆すべきは『五輪』『世陸』3大会で400mハードルの世界新を更新し続けてきたのだ。マクローフリンがこれまでの世界記録である52秒16を更新して初の51秒台を突破したのは2021年6月のこと。その後も新記録を塗り替え続けて『パリ五輪』の大舞台で50秒37と大幅にタイムを短縮。夢物語と思われた49秒台すら想像させるのがマクローフリンである。一方、マクローフリンが途中棄権となった『ブダペスト2023世界陸上』で400mハードルと4×400mリレーの2冠を達成したフェムケ・ボル(オランダ)はマクローフリン不在の今季の『DL』で4勝をマーク。天才ハードラーがいない間に、実戦で走りを磨いている。

ヤロスラワ・マフチク 写真:ロイター/アフロ

記録更新と言えば、37年間破られなかった女子走高跳の世界記録を塗り替えたヤロスラワ・マフチク(ウクライナ)である。この人も超人BIG7のひとり。2024年7月、マフチクは『DL』パリ大会で世界記録を1cm上回る2m10をクリアすると、1か月後に行われた『パリ2024五輪』でも見事に金メダルを獲得した。美しい弧を描くハイジャンプとともに、決勝の最中寝袋に入って目を閉じる姿がSNSでバズった。5月の『セイコーゴールデングランプリ陸上』では1m96を一発でクリアし優勝。マフチクは「この大会の雰囲気が気に入ったので満足している。『東京五輪』の思い出が蘇り、またこの大会に戻って観客と一緒に競技できたことをうれしく思う」とコメント。銅メダルで終わった『東京五輪』から4年、同じ国立の舞台で今度は金色のメダルを目指す。

『ドーハ2019世界陸上』で1500m、10000m2冠を達成し、陸上界を驚かせたシファン・ハッサン(オランダ)はその後も陸上界の常識を覆し続けてきた。2021年の『東京五輪』では5000m、10000mで2冠を達成し、1500mでも銅メダルを獲得。『パリ2024五輪』では5000mと10000mで銅メダル、さらにマラソン優勝という離れ業をやってのけたのだ。9月の国立ではいったいどの種目に出場するのか。しかも、8月31日(日)に行われる『シドニーマラソン』に出場することも発表。ハッサンはどこまでも陸上界の常識を壊し続けていく。

北口榛花 (C)スエイシナオヨシ

最後に紹介する超人BIG7はやり投・北口榛花(JAL)である。『五輪』及び『世界陸上』の陸上女子フィールド種目における日本人唯一の金メダリストはその笑顔とは裏腹に今季苦しんでいる。5月の『セイコーGGP陸上』、6月の『DL』第6戦・オスロ大会で優勝するなど、これで上昇気流に乗っていくかと思われたが、ヨーロッパで最も古い陸上競技大会のひとつである『オストラヴァ・ゴールデン・スパイク』に出場後に右ひじの負傷が発覚。7月の『第109回日本陸上競技選手権大会』、その後の『DL』も欠場し、北口の『世界陸上』連覇の青写真は修正を余儀なくされた。

さらに『東京2025世界』日本代表選手記者会見の席で、「槍がまっすぐ飛ばない」と悩みを明かし、「課題は下半身」と言及した。だが、そこは根っからの陽キャラ。北口に悲壮感はない。「槍がまっすぐ飛んでくれれば、必ず記録は出ると信じているのでその日を待っていたらできないと思うので、実現させられるようがんばりたい」「『世界陸上』で一番を取る喜びは自分が一番わかっているので、東京のみなさんの前で金メダルを取れるようにしっかり準備して臨みたい」と前を向く。

圧倒的なパフォーマンスとともに、それぞれ異なる唯一無二の魅力を放つ超人BIG7の面々。『東京2025世界陸上』は超人BIG7を追ってみてはいかがだろうか。『東京2025世界陸上競技選手権大会』は9月13日(土)~21日(日)・国立競技場にて開催。チケット発売中。

東京2025世界陸上競技選手権大会のチケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2453080&utm_source=pia&utm_medium=media1&utm_campaign=20250717

公式チケットインフォメーションサイト
https://tokyo25-lp.pia.jp/?utm_source=pia&utm_medium=media1&utm_campaign=20250716

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