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トッパンホール エスポワールシリーズに “美しき歌姫”嘉目真木子登場!

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(c)Klara Beck

優れた才能と実力を備え、今後の活躍が期待される若手演奏家とホールが共同で企画しながら3回の演奏会を開催する「トッパンホール エスポワールシリーズ」に、ソプラノの嘉目真木子が登場する。このシリーズに歌手が登場するのは12代目にして初。というわけで、トップバッターたる嘉目真木子には大きな期待が寄せられる。

今後予定される3回のプログラムには、リートや日本歌曲が織り込まれ、嘉目真木子の新たな魅力が引き出されることになりそうだ。4月13日(土)に開催される第1回のテーマは「日本歌曲」と題されて、嘉目の故郷・大分県ゆかりの作曲家、滝廉太郎の歌曲からスタート。その他山田耕筰から木下牧子に至る名曲の数々は、まさに日本人の心に沁みる詩情と歌心に満ちたものだ。共演者には、このエスポワールシリーズVol.10に登場した北村朋幹が選ばれたことも注目の1つ。才能あふれる若き2人のコラヴォレーションにも期待したい。

嘉目真木子プロフィール

大分県出身。国立音楽大学声楽科卒業、同大学院オペラコース修了。第51期二期会オペラ研修所修了。2013年より文化庁派遣新進芸術家海外研修員として1年間フィレンツェへ留学。
10年東京二期会『魔笛』パミーナ役で本格的にオペラデビュー。続いて11年、『フィガロの結婚』スザンナ、『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナがいずれも好評を博す。12年『パリアッチ』ネッダ役でも見事な演唱が絶賛を博し、今後のオペラ界を担う逸材として大きな期待が寄せられている。そのほか、モーツァルト『イドメネオ』エレットラ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、プッチーニ『ラ・ボエーム』ミミなどで活躍。コンサートソリストとしても大阪フィルハーモニー交響楽団とベートーヴェン『第九』などで共演。
15年には、東京二期会『魔笛』(オーストリア・リンツ州立歌劇場共同制作/宮本亜門演出)のパミーナ、オペラ『金閣寺』など話題の公演に出演。16年にはNHKニューイヤーオペラコンサートに初出演を果たし、7月には東京二期会『フォガロの結婚』(サッシャ・ゲッツェル指揮/宮本亜門演出)スザンナ役で再び出演し好評を博す。
本年3月には、iichiko総合文化センター・神奈川県民ホール・東京二期会・神奈川フィル共同制作による『魔笛』パミーナ役で高い評価を獲得した。

北村朋幹プロフィール

(C)TAKUMI JUN

1991年愛知県生まれ。愛知県立明和高等学校音楽科を経て東京芸術大学に入学。2011年よりベルリン芸術大学にて研鑽を積む。ライナー・ベッカー、伊藤恵、エヴァ・ポブウォツカにピアノを、ミッツィ・メイヤーソンにチェンバロおよびフォルテピアノを師事。
05年第10回浜松国際ピアノアカデミーに参加、同コンクールにて第4位。同年第3回東京音楽コンクール第1位ならびに審査員大賞(全部門共通)を受賞。06年第6回浜松ピアノコンクール第3位。08年第9回シドニー国際ピアノコンクール第5位。15年リーズ国際ピアノコンクール入賞。17年ボン・テレコム・ベートーヴェン国際ピアノコンクール第2位。
これまでに東京交響楽団、読売日本交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、シドニー交響楽団など国内外のオーケストラと多数共演している。
11年、ソロ・デビュー盤となる「遙かなる恋人に寄す―シューマン『幻想曲』からの展望―」、14年「夜の肖像」をリリース。16年には最新盤「黄昏に ブラームス、リスト、ベルク作品集」(フォンテック)をリリースした。 トッパンホールには、07年に〈ランチタイム コンサート〉で初登場。以降、〈エスポワール シリーズ〉で着実な成長を遂げるなど、邦人アーティストの要の存在として活躍している。17/18シーズンの〈シュニトケ&ショスタコーヴィチ プロジェクト〉では、作品の真髄を捉えた圧巻の演奏で客席を魅了した。

公演詳細

http://www.toppanhall.com/archives/lineup/series1314B.html

フォトギャラリー(2件)

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