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福士蒼汰&杉咲花、大人気漫画『BLEACH』実写化に挑む覚悟を語る!

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福士蒼汰、杉咲花

世界的にファンの多い久保帯人の人気漫画を、映画『GANTZ』シリーズなどの佐藤信介監督が実写映画化した『BLEACH』。本作で、幽霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護を演じた福士蒼汰と、一護の前に現れた死神と名乗る謎の少女・朽木ルキアに扮する杉咲花が、人気漫画原作の実写化に挑む覚悟や、何度も共演している互いの印象などを語った。

原作は、全世界で人気を博す人気漫画。実写映画化が発表されて以来、大きな注目を集めているが、福士は「映画化が決まったとき、アメリカ人の方から熱いメッセージをいただくなど、反響が大きかったです。一護と自分の共通点は少なく、アクションもファンタジー的要素が多いので、どうやったら久保先生に認めてもらえるのか、また原作ファンのみなさんにどのように伝えたらいいのかを一生懸命考えました」と身の引き締まる思いだったという。

一方の杉咲も、これまで漫画原作の実写化作品の経験は豊富だが「学生のとき、同級生の男の子たちが夢中になって読んでいるのを見ていました」と特別な漫画であることを明かすと「すごく愛されている作品なので、ファンの方はどう思うのだろうとかなりプレッシャーはありました。でも台本を読んで、ルキアのことが好きになったので、自信を持って観てもらえるようにしっかり頑張ろうという気持ちに変わっていきました」と気合十分で臨んだという。

これまで杉咲は、漫画の実写化作品に臨む際、台本に漫画のコマを貼り、原作を常に意識しながら役との距離感を図っていると話していたが、本作でも「儀式ではないのですがやりました。この作品は、原作のルキアの表情や立ち振る舞いを意識したいという思いが強かったので……。台本だけ読んでいると、どうしてもオリジナルになってしまうんです」と、これまでと同じアプローチ方法を実践したという。

スピリチュアルな世界を描く本作。独特な映像や、壮大なアクションシーンなど見どころはたくさんある。その意味では、過去作品で圧倒的な映像美やアクションを描いてきた佐藤監督がメガホンをとるというのは大いに心強い。福士が「虚<ホロウ>のリアル感はすごい」と感嘆すると、杉咲も「完成した作品で虚を観たときはびっくりしました。佐藤監督の作品は大好きで、これまでも拝見させていただいていたのですが、この作品のCG技術にも驚かされました」と舌を巻く。

劇中、福士と杉咲はアクションの特訓で殺陣を披露し、息の合ったところ見せている。福士は「アクション稽古は、何回もふたりで合わせました。杉咲さんの殺陣はとてもきれいなんです」と賞賛するが、杉咲は「福士さんを傷つけたら大変なので、すごく怖かったです。一回当たってしまったときはどうしようかと……でもたくさん練習して、なんとかという感じでしたが、終えられてよかったです」と控え目な感想を述べていた。

過去、何度も共演している福士と杉咲だが、福士は「杉咲さんはいい意味で変わらないです」と語ると「女優さんとして尊敬していますし、見習うことが多いんです。一緒にお芝居をしていて怖いと思う女優さんのひとりです」と打ち明ける。“怖さ”の理由を問うと「女優さんとしての霊圧がとてつもなく高いんです」と『BLEACH』の世界に例えて杉咲の魅力を表現した。

杉咲も「福士さんは昔から変わらず、ずっと優しいです。撮影は本当に大変だったのですが、いつも明るく現場にいらっしゃるので、すごく励みになりましたし、スタッフさんも共演者もみんな福士さんが大好きになるんです。改めて福士さんってすごいなと実感しました」と人間力に脱帽していた。

「世界中の人に観てほしいと思える作品。アクション映画としても自信を持ってオススメできます」と福士は力強く作品をアピールすると、杉咲も「原作ファンのみなさんがどう感じるのか、正直怖さもありますが、完成した作品を観たとき、とても面白いと思いました。人間ドラマ、アクション、映像美……いろいろな見どころがある映画です」と笑顔で語ってくれた。

『BLEACH』
7月20日(金)より全国公開

取材・文:磯部正和

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