「火垂るの墓」パルシネマしんこうえんで上映「次の平和につながる一歩」
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「火垂るの墓」ビジュアル
高畑勲が監督・脚本を担ったスタジオジブリ作品「火垂るの墓(1988年)」が、兵庫・パルシネマしんこうえんで7月23日から8月2日まで上映される。
野坂昭如の小説をもとにした「火垂るの墓」は、太平洋戦争時に空襲で母を亡くした14歳の少年・清太と4歳の妹・節子が懸命に生きようとする物語。辰己努が清太、白石綾乃が節子の声を担当した。
兵庫県の神戸市や西宮市が舞台となった本作。終戦80年となる2025年、戦争を知らない世代に「戦争が生活の中にあることで何が起こるか」を考える機会を与えるために上映が行われる。企画者のCINEMA HIROMAは「様々なことがゆっくりとおかしくなっている現代に、本作の舞台となった神戸の『映画館』で観ることが次の平和につながる一歩だと思い企画しました」とコメントを寄せた。料金は一般1800円、会員・シニア1300円、学生1000円となる。
CINEMA HIROMA コメント
今年は終戦80年です。私は戦中を生きていませんが、夏を迎える度に、この映画を思い出します。様々なことがゆっくりとおかしくなっている現代に、本作の舞台となった神戸の「映画館」で観ることが次の平和につながる一歩だと思い企画しました。映画館で映画を観て、考えて、2025年の夏をお過ごしください。
©野坂昭如/新潮社, 1988