川﨑皇輝ら東西ジュニアが出演「サマータイムマシン・ブルース」演出はヨーロッパ企画の諏訪雅
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「サマータイムマシン・ブルース」ビジュアル
川﨑皇輝が主演を務める「サマータイムマシン・ブルース」が、10月22日から11月2日まで東京・IMM THEATER、6・7日に愛知・COMTEC PORTBASE、12日か16日まで大阪・サンケイホールブリーゼで上演される。
「サマータイムマシン・ブルース」は、上田誠が作劇を手がけ、ヨーロッパ企画が2001年に初演した作品。2005年には本広克行により映画化された。同作ではとある大学のSF研究会の部室を舞台に、昨日と今日をタイムトラベルしていく若者たちの姿が描かれる。
今回は、本作への出演経験があるヨーロッパ企画の諏訪雅が演出を担当。川﨑をはじめ、元木湧、安嶋秀生、長瀬結星、大西風雅、髙橋曽良、阿達慶といった、STARTO ENTERTAINMENT所属の関東・関西で活動するジュニアの出演で、本作が立ち上げられる。そのほかの出演者には、大窪人衛、北村沙羅、川原琴響が名を連ねた。
上演に向け演出の諏訪は「自分たちで演じるには、さすがに少し年を重ねすぎましたが、いまの若い俳優が演じることで、この作品の面白さが、新しい空気とともに、今の時代にも伝わると思い、今回の企画を提案させていただきました。この夏、彼らと一緒に、もう一度、青春を駆け抜けてみたいと思います。ヒザが少々不安ですけど、預けられるだけ全体重を預けて、駆け抜けてみます」とコメント。作者の上田は「部室にタイムマシンが現れてタイムトラベルできたような気持ちです」「相も変わらずくだらない面々にまた会えるといいなあ」と心境を語る。
また主演の川﨑は「最後には必ずもう一度観劇したいと思っていただける、そんな作品にしたいと思っております。僕たちにしか出せない空気感を大切にしながら、唯一無二の魅力ある作品にできるよう、精一杯演じます」と意気込みを述べた。諏訪、上田、川﨑のコメント全文と、キャストからのメッセージは以下の通り。
諏訪雅コメント
「サマータイムマシン・ブルース」は、僕らヨーロッパ企画が24年前に作った作品です。
自分たちで演じるには、さすがに少し年を重ねすぎましたが、いまの若い俳優が演じることで、この作品の面白さが、新しい空気とともに、今の時代にも伝わると思い、今回の企画を提案させていただきました。
この夏、彼らと一緒に、もう一度、青春を駆け抜けてみたいと思います。
ヒザが少々不安ですけど、預けられるだけ全体重を預けて、駆け抜けてみます。
上田誠コメント
僕らヨーロッパ企画の原点であり、もう還れない場所だと思っていました。そしたら部室にタイムマシンが現れてタイムトラベルできたような気持ちです。そしてずいぶん華やかに美化された過去になりそうです。相も変わらずくだらない面々にまた会えるといいなあ。
川﨑皇輝コメント
長く愛されているこの作品に関わらせていただけること、非常に嬉しく光栄に思います。
どこか懐かしい雰囲気の中で繰り広げられる、軽快で何気ない会話が今作の魅力ですが、
その中に緻密な伏線が張られています。最後には必ずもう一度観劇したいと思っていただける、そんな作品にしたいと思っております。僕たちにしか出せない空気感を大切にしながら、唯一無二の魅力ある作品にできるよう、精一杯演じます。ぜひ、劇場でお待ちしております。
元木湧コメント
今回題材となっているタイムマシンですが、もちろん実際に見たことはありませんが、きっとどなたも知っているのではないでしょうか。小さい頃にアニメで見ていたあのタイムマシンが実際に現れて、僕たちSF研究会がどうするのか、未来や過去がどうなってしまうのかドキドキする展開になっています。このドキドキを皆さんにも楽しんでもらえるよう、全力でがんばります! 是非観に来てください。
安嶋秀生コメント
今回、ちょっぴり天然で、でもどこか憎めない新美役を演じます。僕自身も少し新美に似ているところがあると思うので、新美の魅力をみなさんにお見せできたらいいなと思っています。時間をめぐる青春のドタバタ劇に、思いきり飛び込んでいきます! 全力で頑張るので、ぜひ劇場に観に来てください。
長瀬結星コメント
小泉役のお話をいただいた時は、素直に嬉しかったです。自分にすごく合っている役だなと思いますし、性格や雰囲気など似ているところも多いと思います。特に、小泉はよく喋るキャラクターなのですが、僕自身もグループの中で喋っていることが多く、小泉と自分がどれくらい似ているのかにも注目してもらえると嬉しいです。一生懸命演じるので、ぜひ観に来てください!
大西風雅コメント
大西風雅です!
今回の舞台はみんな年齢も近く、仲が良いメンバーなのでその良さをいっぱい出していきたいです!
このメンバーでつくる空気感、掛け合いなどに注目してみてください。
最高に面白い舞台にします! 頑張るぞ!
髙橋曽良コメント
初めて大学生役を演じることになり、不安な気持ちもありますが、後輩キャラである「曽我」という役には自分に似たような感覚がある気がしています。また、この作品に出演できることへの素直な喜びと、自分にとって大きな学びになるのではないかという期待もあります。先輩と後輩のコミカルな関係を皆さまに楽しんでいただけるように、稽古の段階からその空気感を作り上げていけたらと思っています。精一杯頑張ります!
阿達慶コメント
映画に続き、上田誠さん脚本の物語にて未来人を演じられることになり、とても嬉しい気持ちでいっぱいです! ヨーロッパ企画さんの舞台や映画でもたくさん愛されるこの物語を、僕たちジュニアでどう繰り広げることが出来るのか、今からとても楽しみです。お越しいただく皆さまには、田村という未来人を楽しんでいただけるよう、精一杯向き合っていきたいと思います。
大窪人衛コメント
2018年に本多劇場で観た「サマータイムマシン・ブルース」はそれまでの劇団の歴史と観客の想いが乗っかったとんでもない化け物作品でした。
劇団員の方達の台詞のやりとりはまるでジャズのセッションを聞いてるかの様な心地よさがあり、観劇後は恥ずかしながらもその美しさに涙を堪えきれなかった。
当時上田さんが書いた時の初期衝動、リビドーを大切に諏訪さんの下、若いみなさんと一緒に頑張れたらと思います。
劇場にてお待ちしています
北村沙羅コメント
私も、そしてきっと皆様も大好物であろう“青春”。
どうしても今作に出演して青春に触れたいと願っていたところ、柴田役に選んでいただき本当に光栄です。
初演が私の生まれ年と同じ2001年とのことで、作品と同い年というのもどこか繋がりを感じます。
公演期間は肌寒くなってくる頃ですので、ぜひ私たちの暑い夏へいらしてください!劇場でお待ちしております!
川原琴響コメント
伊藤役を演じさせていただきます、川原琴響です。
過去にヨーロッパ企画さんで上演された舞台や映画化された作品を拝見したのですが、
気がついたら頭の中が空っぽになって、何も考えずに思いっきり楽しんでいました!
そんな楽しい作品に自分が参加できることがとても光栄で、
大学生ならではの、若々しい青春をお客さまとともに過ごせると思うと、今から本当にワクワクしています。
%play_4202_v1%©「サマータイムマシン・ブルース 2025」製作委員会