シンクロした“唄姫”と“剣士”が歌い踊る!河内美里・星守紗凪ら出演「タタラの唄姫」スタート
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舞台「タタラの唄姫」より。©︎fanphoto ©︎タタラの唄姫
舞台「タタラの唄姫」が、7月19日に東京のシアター・アルファ東京で開幕した。なお本記事には、本編のネタバレが一部含まれるため注意してほしい。
劇団飛行船が企画・原作、松多壱岱が脚本・演出を手がけるオリジナル作品、舞台「タタラの唄姫」は、荒廃した日本を舞台にした“ダークアクションライブステージ”。桜花妖錬高等学校に通う少女たちは、悪霊たちから国民を守るため、“唄”で剣士に力を与える“唄姫”と、“唄の揺らぎ”を受け悪霊を滅すことができる“剣士”が、“唄刀双(うたかたそう)”と呼ばれる2人組を結成する。桜花妖錬高等学校で鍛錬を積んだ少女たちは、呪術師の美山玲が束ねる悪霊に憑依された少女たちと戦うことになる。
劇中では、“唄刀双”を結成した3組の生徒たちを中心に物語が展開していく。第1班は、河内美里演じる“唄姫”琴音遥&星守紗凪演じる“剣士”出雲あずみのペア。第2班は、佐倉初演じる“唄姫”神楽柚乃&鶴見萌演じる“剣士”伯耆秋菜のペア、第3班は、あわつまい演じる“唄姫”三味風香&梅原サエリ演じる“剣士”備前ハナビのペアだ。
生徒たちは“和”をモチーフにした衣裳を身につけており、遥は薄いベージュ、あずみは淡い水色、柚乃は薄いピンク、秋菜は赤、風香は黄色、ハナビは紫色の襦袢を制服の上に着用。また、3人の“唄姫”が扱うマイク形の武器“神籬(ひもろぎ)”や、3人の“剣士”が髪に結んだリボンにメンバーカラーがあしらわれており、それぞれの個性が表れている。
“唄刀双”が悪霊と戦うシーンでは、和風アレンジのロックに乗せて“唄姫”が歌い、“剣士”が刀を用いた激しい殺陣を披露。ペアごとに異なるテーマソングが割り当てられており、冷静沈着な遥&天真爛漫なあずみペアは、タイプの違う凸凹コンビながら、“運命”で結ばれた固い絆を示すような力強い楽曲を歌い踊る。シンガーソングライター・声優としても活動する遥役の河内は、持ち前の音域の広さを生かし、伸びやかな歌声を響かせた。また、特殊な“唄声”を持つ柚乃&秋菜のペアは、ダークだが疾走感あふれるナンバーを披露し、3組の中でも特に相思相愛な風香&ハナビペアは、息ぴったりのダンスで観衆を惹きつける。戦いを重ねる中で互いのことを知り、心身共にシンクロしていく3組のパフォーマンスに注目だ。
さらに本作では、6人の生徒たちのパーソナリティだけでなく、倉知玲鳳演じる呪術師の玲、安藤千伽奈演じるゑい、西葉瑞希演じるちよ、山﨑悠稀演じるすずという悪霊に憑依された3人の少女、楠田亜衣奈演じる生徒たちの担任・雲藤蛍、新田恵海演じる桜花妖錬高等学校の校長・篠笛加奈、登場人物1人ひとりのバックグラウンドが丁寧に描かれる。なお全公演を通して、加奈のセリフが一部異なるシーンが用意されているので、こちらもぜひ劇場で確認してほしい。
上演時間は約2時間10分。公演は7月27日まで。
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