鈴鹿央士×山田杏奈の劇場アニメ「ChaO」原画5点公開、こだわりは“鉛筆のタッチ”

鈴鹿央士と山田杏奈がダブル主演を務めた劇場アニメーション「ChaO（チャオ）」より、原画5点とスタッフコメントが到着した。

同作は、船舶を製造する会社で働くステファンと人魚姫チャオの恋の行方を描くラブストーリー。STUDIO4°Cがアニメーション制作を担い、鈴鹿がステファン、山田がチャオに声を当てた。

総作画枚数10万枚超えの本作。このたび公開された原画には、さまざまな表情を見せるステファンや、ほほえむチャオの姿が描かれている。監督の青木康浩はアニメーションについて「アドリブが多く上がってくることが多かったのですが、そういうものを楽しみに作っているところもありますし、それを殺してしまうとこの作品の味や良さというものがなくなってしまいますよね」「忙しい中で皆さん受けてくださって、それでやってきたことは無下にできなかったんです」と回想。キャラクターデザイン・総作画監督の小島大和は「『海獣の子供』を観て鉛筆の良さを感じたので、なるべく鉛筆でいきたいなと思いまして…。原画を描くときも、キャラクター表も、ティザーも全部鉛筆で。この作品には鉛筆のタッチのような、生きている感じが必要でした」と説明した。

「ChaO」は8月15日に全国ロードショー。同作はアヌシー国際アニメーション映画祭2025の長編コンペティション部門で最高賞に次ぐ審査員賞に輝き、北米最大のジャンル映画祭であるファンタジア国際映画祭のコンペティション部門にもノミネートされている。

©2025「ChaO」製作委員会