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“ファンタスティック4”は人間味あふれるヒーローチーム、日本版声優の子安武人&坂本真綾が魅力語る

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左から子安武人、坂本真綾

マーベル・スタジオが贈る映画「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」の日本版声優を務める子安武人と坂本真綾が、映画ナタリーの取材に応じた。

同作では、宇宙ミッション中の事故で特殊能力を得た4人のヒーローチーム“ファンタスティック4”の活躍が描かれる。体がゴムのように伸縮するリード・リチャーズ / ミスター・ファンタスティックに子安、透明化の能力者で強力な力場も生み出せるスー・ストーム / インビジブル・ウーマンに坂本が声を当て、林勇が炎を自在に操るジョニー・ストーム / ヒューマン・トーチ、岩崎正寛が岩のような強固な体と怪力を誇るベン・グリム / ザ・シング役に選ばれた。

本作への出演にあたり、子安はオーディションを経て役を射止めた。マーベル作品ではヴィランの声を担当する機会が続いていたことから、リード役に抜擢されたと知ったときは「うれしいとかではなく、少しパニックになりました(笑)」と驚いたそう。演じるうえで意識したポイントについては「ペドロ・パスカルさんの声質に合わせるというより、リードというキャラクター性に合わせたお芝居をしました。ヒーローとしてではなく、人間として身近な存在であることが伝わるように」と明かした。

坂本は「スーからはヒーローとしての力強さではなく、知的で冷静で、そして母性で人々を包み込むような優しい一面を感じます。私の思い描いていたヒーロー像とは少し違う、やわらかい印象を受けました。物事を俯瞰して見ることができて、この4人を理解してつなぎ合わせているような存在」と述べる。子安は「リードはリーダーの肩書きを持っていますが、実質的にチームをまとめているのはスー。彼はヒーローとして未熟で不完全だし、人間としてもまだまだ。頭の構造が“科学者”なので。ただ、ものすごく愛情のある人なんです」と、リードという人物を分析した。

「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」の見どころの1つには、過去のマーベル作品では見られなかった夫婦・家族のチームアップがある。子安は「彼らは人間らしいんですよね。一般の人たちと近い悩みを持っていたり、相手を心配して思いやることができる。互いに歩み寄って、1つのいい方向に向かっていけるのは“家族の絆”があってこそだと思います」とその魅力を語る。坂本は「スーはリードを立てる言葉が多いイメージ。それはほかのメンバーに対しても同じです。この4人がうまく暮らせている要因の1つなんじゃないかなと思います」と続けた。

さらに、子安は今回の吹替版の魅力について「『お前はヴィランだろ?』と思われることが多くて(笑)。ありがたいことに、僕がどうヒーローを演じるのかに興味を持ってくださっている方がけっこういるみたいです。普段とはまた違った僕が見られるかもしれない。それは吹替版の楽しみの1つとして、皆さんにお届けしたいです」と期待を込める。また坂本は「ちょっとした表情の変化や素早いアクション、オリジナルの俳優の皆さんが細かく演じられているすべてを見逃さずに楽しめるのは、吹替版ならではの魅力だと思います」とアピールした。

「ファンタスティック4:ファースト・ステップ」は、明日7月25日に日米同時公開。監督はドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」のマット・シャクマンが務め、パスカル、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラックらが出演した。

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