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藤井直樹が「あの夏、君と出会えて」の稽古に奮闘!岡﨑彪太郎は“藤井ちゃんの成長期”を日々記録

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舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」公開稽古より。

藤井直樹が主演し、岡﨑彪太郎が共演する舞台「あの夏、君と出会えて~幻の甲子園で見た景色~」の公開稽古と囲み取材が、本日7月24日に東京都内で実施された。

本作は、戦後80年、高校野球110年の節目に、羽原大介が書き下ろす新作。太平洋戦争とコロナ禍という2つの時代で甲子園への夢を絶たれた若者たちが時を超えて出会い、“幻の甲子園”出場を目指す青春物語だ。藤井が演じるのは、野球名門校・江戸川実業の元高校球児で、昭和17年にタイムスリップする現代の大学4年生・森下令児。岡﨑は、昭和17年の江戸川実業野球部主将の津田昭夫役を務める。

公開稽古の前半では、キャストたちが第1幕の一部を披露。藤井は、令児が昭和にやって来てしまったことに愕然とする様を床上でのアクロバティックな身体の動きで表現しつつ、令児が昭和の江戸川実業野球部に加わる場面では現代でエースを務めた自負を余裕の笑みにのぞかせるなど、表情豊かな演技で令児の感情を描き出す。また岡﨑は、はつらつとした立ち居振る舞いと精悍な顔つきで、人一倍強い情熱と正義感を持つ主将像を立ち上げた。

後半では、本作の野球指導を務める元プロ野球選手・今成亮太の指導のもと、投球フォームとバッティングフォームの練習が行われた。キャストたちは1人ずつ真剣な表情で自身のフォームを披露していくが、順番を待つメンバーの歓声や笑い声で稽古場は和やかなムードに包まれる。今成は、昭和と現代で異なる構えの位置の高さなど、細部まで丁寧にフィードバック。元々野球未経験だった藤井がきれいな投球フォームを見せると、キャストたちから「うおー!」「カッコいい!」と声が上がり、今成が「(稽古期間の)最初はどうなることやらと思いましたが(笑)、成長しました!」と藤井の努力を報道陣にアピールした。

続いて、藤井、岡﨑、そして演出の木村弥寿彦による囲み取材が行われた。藤井は「稽古はとても速いスピードで進んでおり、本読みを2日間したあと、4日間でひと通りの動きが付きました。本作は令児にとっては成長物語なので、早い段階から各場面の感情を深掘りしていけるのが助かっています」と語る。岡﨑は「お話をいただいたときは『戦争当時のことはわからんなあ』と思っていましたが、コロナ禍と戦時中がリンクした物語なので、稽古が始まってからはコロナ禍だった自分の学生時代を思い出しながら入り込めています」と手応えを語った。

木村は「藤井さんはどんどん成長していく姿が令児のイメージ像とぴったり。岡﨑くんも本当に昭和の時代にいたんじゃないかと思うくらい、役が乗り移っている感じがします」と評する。また、“令和の剛速球ピッチャー”を演じる藤井の投球フォームについて、木村は「最初に見たときは僕もちょっとドキッとしましたけど(笑)」と不安があったことを明かしつつ、「でも本当にチームワークがすごく良くて、野球部員役のキャストたちが毎日稽古終わりにみんなでアドバイスをし合っているので、投球フォームも素晴らしくなっている。今、(藤井が実際に投げるとしたら)球速120kmくらい出るんじゃないですか」と冗談を交えて太鼓判を押す。そんな藤井は「こたちゃん(岡﨑)がいつも練習の動画を撮ってくれていて、“江戸実野球部”という名前のSNSのグループで、“藤井ちゃんの成長期”を作成してくれている」と明かし、岡﨑も「勝手に始めました(笑)」と仲の良さをのぞかせた。

公演は8月23日から31日まで東京・サンシャイン劇場、9月6日から14日まで大阪・大阪松竹座、20日に石川・金沢市文化ホール、23日に広島・広島国際会議場 フェニックスホール、26日から28日まで愛知・御園座で行われる。

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