歌の女王・天童よしみが、観客のリクエスト曲をコンサートで熱唱
クラシック
インタビュー

天童よしみが、観客のリクエスト曲をコンサートで熱唱する。8月30日(土)に東京のすみだトリフォニーホールで開催される「ヴォイス・ストーリーズ On Classic」が、そのステージ。昨年7月にスタートさせた新たなコンサートシリーズで、高崎、金沢、札幌、新潟と駒を進め、東京初登場となる。
「学校唱歌、昭和歌謡、洋楽、オペラなどから、私のオリジナル曲まで、ジャンルを超えた名曲を、弦楽器とピアノ編成の室内オーケストラによるクラシカルな伴奏で歌います。ストーリー仕立てで、舞台のスクリーンに私の子供の頃のアルバム写真などを映したりして、趣向を凝らした演出になっています」
自身の半生を“心に染み入る歌”と映像でつづる構成で、天童の歌唱がより引き立ち、聴衆は歌にゆったりと身を委ねることができる。
開催地によって、曲目に少し違いがあるが、例えば「浜辺の歌」「朧月夜」「上を向いて歩こう」「愛燦燦」「時の過ぎゆくままに」「マイ・ウェイ」、オペラ「カルメン」の「ハバネラ」など。
「尊敬する美空ひばりさんは、ジャズをはじめいろんな曲を歌っていらっしゃいました。私も、テレビ朝日系『題名のない音楽会』などでジャンルを超えたさまざまな曲にチャレンジしてきました。また、オーケストラとも歌っています」

リクエストの歌唱は、新潟公演でやってみたら好評で、東京でもすることに。推しの曲を天童のスーバーヴォーカルで聴けるスペシャルなひとときになる。新潟では、ひばりの『佐渡情話』や、昭和の人気アニメ『いなかっぺ大将』の『大ちゃん数え唄』を歌った。
「ご当地ものは人気が高いですね。『佐渡情話』は、私の好きなひばりさんの歌でもあります。『大ちゃん数え唄』は、中学生のときに録音しましたが、半世紀経った今も、どこで歌っても喜ばれるんですよ。皆、一緒に口ずさんでくれます。東京ではどんな曲がエントリーされるかな。皆さんの『心に染み入る歌』を心待ちにしています」
歌のジャンルは不問。特設サイトの応募フォームまたはハガキで、8月7日(木)23時59分まで募集中だ。応募曲から何曲か選んで、披露する。
「『ヴォイス・ストーリーズ』はクラシカルな伴奏で歌がより引き立ちますから、歌唱がしっかりしていないといけません。最初は、お客さんがどう思われるか気にしていましたが、会を重ねるにつれて、やってみてよかったと思えるようになりました」
「歌に迫力があり、幼少からの足跡も感動的だった」「悠々として、歌に対するゆるぎない姿勢を感じた」「懐かしい曲目をじっくり聴けてよかった」「この先、各地に聴きに行くのが楽しみ」などといった感想がたくさん返ってきている。

「『ヴォイス・ストーリーズ』をスタートさせてから『生で伝える』ことの大切さを再認識しました。お客さんはいろんな思いを抱いて来られます。私の足跡をたどる構成ですが『お客さんそれぞれの人生』をダブらせて聞いてくださってる。期待を裏切らないように、歌のスゴさや歌への感謝などがにじみ出るステージを届けたいです。皆さんに余韻に浸りながら帰っていただけるように、いろいろな方法で『ヴォイス・ストーリーズ』を広げていきたいと思っています」
文:原納暢子
天童よしみ ヴォイス・ストーリーズ On Classic
~心に染み入る歌を集めて~

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2558762
8月30日(土) 14:00開演
すみだトリフォニーホール
和歌山公演
10月25日(土) 紀南文化会館
大阪公演
10月26日(日) 堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺)
◆東京公演のリクエスト曲・応募方法◆
【応募期間】2025年8月7日(木)23:59まで
【応募方法】Webの応募フォームまたはハガキで
●応募詳細およびWeb応募フォーム
https://www.ticketport.co.jp/lp/tendo/index.html
●ハガキ応募
以下の必要事項を明記し、宛先まで
曲名
歌手名
選曲理由
ペンネーム
性別
年齢
※演奏曲は、リクエストをもとに主催者が選定します。
※応募曲やメッセージは、実名を伏せたうえでコンサートで紹介する場合があります。
■宛先
〒104-0054
東京都中央区勝どき3-3-7ケンメディアビル6F
株式会社エニー 天童よしみ楽曲リクエスト窓口宛
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